建築マップ その2

建築マップその2(その1はこちら)。


今回は、

  ・オスカー・ニーマイヤー(14)
  ・ピーター・ライス(12)
  ・フランク・ゲーリー(11)
  ・エーロ・サーリネン(10)
  ・I.M.ペイ(8)
  ・アントニ・ガウディ(6)

...の6人。


...ほんの思いつきがここまでガシガシ作るとは思わなかった。


しかしGoogleマップはめちゃくちゃメモリを喰う。
メモリに余裕がない方はご注意ください。

オスカー・ニーマイヤー。

より大きな地図で Oscar Niemeyer を表示


ピーター・ライス。

より大きな地図で Peter Rice を表示


フランク・ゲーリー。

より大きな地図で Frank Gehry を表示


エーロ・サーリネン。

より大きな地図で Eero Saarinen を表示


I.M.ペイ。

より大きな地図で I.M.Pei を表示


アントニ・ガウディ。

より大きな地図で Antoni Gaudi を表示


このマップ、実は意外と作るのが大変。
作る、というよりそれぞれの建築の場所を見つけるのが大変。

基本的にはGoogleマップの検索窓で建物名とおよその場所を入力します。
超有名どころであれば日本語で建物名や建築家名、都市名を入力するだけで
一発で見つかるのだけど、日本ではそれほど有名でなかったり、
海外でも一部のローカルだけでしかやらない建築家はもう大変。

まず日本語名を英名、仏名、西名などに訳さなければならない。
日本語での通用名をそのまま直訳してもみつからなかったりする。

また、建物の名前と形だけ覚えていて、
どこにあったのかなんて気にしていなかったものも多く、
Wikipediaでロケーションを調べたりもしなければならず。

あと既存のブックマークもけっこう参考にしたbのだけど。
実際の建物の場所と一致してなかったり。
建物そのものではなく、撮影した場所でブックマークしてたり。
まあアングル情報も大事なのも分かるけどさ。

あとストリートビューもかなり重宝したのだけど、
中にはまだ対応していない地域もあったりして、
あらためてストリートビューの便利さを痛感しました。


一人10作品ほど、12人の建築家を調べ上げたのだけど、
こうしてみるとけっこうな作業量、成果となりました。
...自分としては。

とりあえず「夏休み何やってたんだ、オレは!」とういう自責の念から
これでちょっとは開放されそうです。


僕はどうもラテン系の建築が好きなのだけど、
ラテン系はあまり世界展開しないみたい。

ガウディのスペインはバルセロナ、
キャンデラのメキシコはメキシコシティ、
ニーマイヤーのブラジリアなど。

これに対し、北半球のモダニズムは合理的でスマート、
そしてワールドワイドなんだけどなんか「薄さ」を感じてしまう。
範囲を広くしちゃうとそれだけ個々の味が薄くなるのだろうか。

その中でもカラトラバはあれだけの個性を
ワールドワイドに展開しているあたり本当にスゴイ。
まあスペイン出身なのでラテン系、といえばラテン系なんだろうけど
ラテンのアクの強さを北半球のモダニズムと上手く融合させてる気がします。

日本にはないのが本当に残念。
ジャパニズムには興味ないのかなあ。


普段は下から見上げることが多い建築物だけど、
こうして空からの平面図を眺めてみるとまた新鮮。
現地へ行っても上からのアングルからだけは見ることができないわけで。
一部のプロだけのものだったアングルが、
こうして一般市民が気軽に眺めることができる。
Googleって本当に素晴らしい。

地面からだとあれだけ奇抜に見えるものも、
上面からだと意外と単調な眺めだったりする。

人間の建築への上面からの視線がいかに弱いかが伺えます。
実際このアングルでの視線を気にする必要はないからなんだろうけど。


というわけで次回はGoogle Mapでの航空写真のキャプチャなどを
集めてみたいと思います。