3月から無事定職に就けそうです。
...アルバイトだけど。
...9月まで、という期限付きだけど。
まあ何にせよ、プータロー生活にもそろそろピリオドを打つ時期のようです。
アルバイト採用の最終面接で再度神谷町へ出向いた帰り道、
21_21で開催中のクリストとジャンヌ=クロード展へ行ってきました。
何でも包んでしまうラッピング・カップル。
束の間の瞬間のために巨費と途方もなく長い時間を費やして、
彼らはいったい何を伝えたかったのか。
自分はいったい何がしたいのか。
その想いが僕を会場へと足を運ばせる。
山種美術館、ギャラリー「間」を経て、21_21へ。
恵比寿から六本木って歩ける距離なんだな。
深澤直人氏の展示、というわけで無条件に出かけたのですが...
結果的には今日見た3つの展示の中では、一番失望させられた。
誤解してほしくないのだけど、
深澤氏のデザインは本当に素晴らしいと思うし、好きだ。
ただ、OUTLINE(輪郭)というこの展示のテーマは見えてこなかった気がする。
デザインされるものはただそれだけで成り立っているのではない。
それを取りまく周囲との調和により成り立っているのだ。
デザインされるものとその周囲の関係-境界線。
それがデザインの「OUTLINE-輪郭」というものなんだろうけど。
原研哉ディレクションのSENSEWAREに行ってきました。
去年に引き続き、と思いきや前回行ったのは2007年だった。
去年も開催されたのだろうか。
全くノーマークだった。
2007年の会場は表参道のスパイラル。
今年は六本木ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHT。
今年も入場無料。
21_21にしては特例的なイベントといえます。
日本の人工繊維は新たなSENSEWAREである。石器時代に石という素材が人間の創造性を目覚めさせたように、また、紙という媒質が印刷をはじめとする膨大な知の生活を誘い出したように、ハイテクノロジーで進化した人工繊維は人間にどのような創造を意欲させるだろうか。あるものは細胞のように微細に、あるものはゴムよりもしなやかに、またあるものは金属のような電導性を備えて。この展覧会は、新しいSENSEWAREが拓いていく領域をヴィジュアライズする試みである。建築や諸分野のデザイナー、クルマやハイテク家電メーカー、メディアアーティスト、植物アーティスト。はたしていくつの可能性をこの試みに呼び集めただろう。ものづくりのさらにその先へ向かって、技術、素材、才能が交差する。ここに覚醒される感覚の中に、具体的な未来を感じていただきたい。(原研哉 展覧会ディレクター、展覧会パンフより)
SENSEWARE...「感覚をまとう繊維」。
なんとも素敵な響きじゃないですか。
MOMATでゴーギャン展を見たその足で。
21_21の「骨」展を見にいってきました。
LEDの山中俊治ディレクション。
この展示を見る前に乃木坂のギャラリー「間」で
カンポ・バエザの展示を観にいったのだけど、
クライン・ダイサム展に続いてイマイチで消化不良だったので、
ミッドタウンまで足を伸ばして見てきました。
外は真夏日でうだるような厚さ。
21_21前の人工水路では足湯ならぬ「足水」で涼をとるイベントが開催されてました。
思わずそこで涼をとりたくなりましたが、我慢して21_21へ。
構造に興味ある身としては、
「骨」というキーワードは多いにそそられるものがあったわけですが。
...正直期待以上の面白さだった。
21_21 DESIGN SIGHT:
U-Tsu-Wa-うつわ― ルーシー・リィー、ジェニファー・リー、エルンスト・ガンペール
行きたい行きたいと思いつつ、気がつけばもう会期も終了間近。
...というわけで雨にも関わらず急いで21_21へ行ってきました。
日曜美術館や美の巨人などでルーシー・リィーが特集されてるのを見て、
彼女を知り、彼女の作品に惹かれました。
西洋的なのにどこか和に繋がる精神がそこにあるような気がする。
それほど陶器にこだわりがあるわけではないのだけど、
楽焼を知ってから少しずつ陶器に興味を持つようになってきました。
「うつわ」はその機能上必ずその外殻の内に空間が存在する。
そこには無用の用の境地が在り、内なる宇宙が存在する。
空間を内包するもの、という点で建築へと通ずる魅力が「うつわ」にはあると思う。
久々の21_21 DesignSight。
第4回企画展、吉岡徳仁ディレクションの「Second Nature」に行ってきました。
吉岡氏の師匠、三宅一生ディレクションの第3回は行きそびれたので、
今回では是が非でも、ということで。
吉岡氏の展示は以前AXISで開催された「スーパーファイバーレボリューション」
を見に行ったのですが、このときもすごく感動したものです。
しかし今回は...
それ以上だった。
だいたいみんな有名になってしまうと、そこにとどまってしまいがちなんだろうけど、
この人はとどまることなく進化し続けている気がする。
21世紀は「ボーダレス」な世界。
仮想と現実の境界もボーダレス。
デザインとアートの境界もボーダレス。
それを強く感じさせてくれる展示でした。
久々の21_21 DESIGN SIGHTでの気になるイベントです。
「21世紀人」
21世紀を生きる僕らはどうあるべきなのか。
そういうテーマかどうかは定かではないですが、
単に大好きなnendoが出展してるので見に行きたいだけです。
『"デザインを見せる"展覧会ではなく、
「デザインによって水を示す」新しいかたちの実験となるでしょう。」
21_21 DESIGN SIGHTの第2回企画展、
佐藤卓ディレクションの「water」に行ってきました。
朝一番の開館とほぼ同時に入館したのですが、
しかしものの15分ほどで会場はけっこうな人数に。
それでもまあスペース的には余裕でゆっくり鑑賞することができました。
水を使ったデザインを見せるのではなく、
デザインで水の持つ特質、可能性、メッセージ性とかいったものを指し示す。
身近にあるがゆえに当たり前の存在として見過ごしがちだけど、
僕等は水の中から生まれてきて、水の中で暮らしている。
水なしでは僕等は生きられないのです。
身体に刻み込まれている水の記憶を思い出し、
限りある水資源について真剣に考えよう。
...というのが本企画展の趣旨。
21_21 DESIGN SIGHTオープニングイベント、
「安藤忠雄 2006年の現場 悪戦苦闘」に行ってきました。
21_21 DESIGN SIGHTは衣服デザイナー三宅一生の
「日本の最新デザインを紹介する場所」という概念の元、
それに賛同した佐藤卓、深澤直人らが共に三人のディレクターとして、
デザインジャーナリストの川上典李子がアソシエイトディレクターとして
運営されています。
過去を展示する「ミュージアム」ではなく、今を展示する「サイト」。
なかなか面白いコンセプトだとは思うのだけど。
21_21 DESIGN SIGHT内は展覧会場はおろか、建物内は一切撮影禁止。
ちょっとこれはイタダケナイ。
海外の美術館は(...といってもニューヨークしか知らないですが^^;)
だいたい館内はおろか作品も撮影OK、スケッチもOKとオープン。
オープンソース。
これからの時代はそういうスタンスでなければ進化のスピードに
ついていけないと思うんだけどな。
あれもだめ、これもだめ、じゃいかんですよ。
...とぶつくさ思いながら入場。
チケット。
ここでも学生料金適用で800円。
3月末に東京ミッドタウンがオープンして、
デザインサイト、21_21もオープンしましたね。
サイトといってもWebサイトじゃありません、安藤忠雄氏設計の立派なArchitectureです。
その21_21最初のイベントとして、21_21の設計者、安藤忠雄氏の
「安藤忠雄 2006年の現場 悪戦苦闘」が開催されてます。
会期:2007年3月30日(金)~4月18日(水)会期中無休
時間:11:00~21:00(入場は20:30まで)
入場料:一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料
(僕の中では)日本で最も著名な建築家さんですが、
まだその展示、展覧会などは行ったことなかったので
デザインサイトの見学がてらに行ってこよう。
4/7以降学生証が手に入れば学生料金で行ける...はず。