「島アート」と一致するもの

瀬戸内国際芸術祭2013【犬島】

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念願の瀬戸内国際芸術祭を見に行ってきました。
本当は夏会期に行きたかったのですが、バタバタして行けず。
秋会期も終わりに近付いてようやく行くことができました。

芸術がどのように地域活性化に寄与できるのか。
それが学べる絶好の機会。

二泊三日の日程で行ってきました。

まずは犬島。
ちっぽけな島、と侮るなかれ。

小さな島には魅力がいっぱい詰まってました。


大三島アートめぐり

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今回の大三島行きのメイン目的は島にある五つの美術館巡り。

元々は伊東豊雄建築ミュージアムに行きたくて、オフィシャルサイトを見ていたら、
五つの美術館を1400円で見られる共通チケットを発見。
(個別に訪れると計2400円)

島の中に五つ以上もの美術館・博物館があったり、
お隣りの生口島には耕三寺博物館・平山郁夫美術館や島ごとアートがあったり、
もっと有名どころでは直島・犬島だったりと、
瀬戸内はなにかとアートが盛んなところみたいです。
広島に住んでた頃はまったく気づきもしなかったけど。
(まあその頃はそれほどアート振興してなかったと思うけど)

それぞれは規模が小さく、それ自体だけではアピール不足だけれど、
それぞれが連携すれば大きな魅力となる。
それがネットワーク化の効力であるが、最初にネットワークありきではなく、
最初に個々の魅力をしっかり確立させておくことが大事ではないでしょうか。


生口島アートめぐり【平山郁夫美術館ほか】

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上島町での交流会の後。
せっかくここまで来たのだから、ともう一泊して生口島・大三島を回ることにしました。

まずは生口島からなのですが、のっけから大変だった。

行きは自分の車を瀬戸田PAに置いてピックアップしてもらい、
帰りはまた瀬戸田PAで下ろしてもらう。
瀬戸田PAは多々羅大橋を観に行くための歩道が整備されており、
上りと下りが繋がっているのですが、その合流点を間違えてしまい、
道なき道を歩くはめに。しかも結構な雨で服はびしょびしょ。
なんとか車に辿り着くも、ぐったりな上にけっこう時間をロスしてしまった。

とりあえず一番の目的地である平山郁夫美術館へ。


しまなみ海道は過去に二度通りました。
最初は自転車で尾道から今治へと渡りました。
会社を辞めて大学に入る前で、美術館の前も通りがかったのだけど、その時は結局入らず。
二回目は広島への帰省時に自動車で渡ったのだけど、途中下車もせず結局素通り。

三度目にしてようやく念願かなって行くことができました。


Arup Japan 設立20周年記念展覧会

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[ニコラス・G・ハイエックセンター]


建築エンニジアリング集団「Arup(アラップ)」の
設立20周年記念展覧会へ行ってきました。


この展示のビジュアル全般をうちの大学の先生がやっている
という伝で知ったのですが、建築構造に興味がある、と言っておきながら
全くはじめて知る名前でした。


Arupは1946年にオーヴ・アラップにより設立。
ヨーン・ウッツォンのシドニー・オペラハウス、
レンゾ・ピアノ&リチャード・ロジャースのポンピドゥー・センター
など著名建築家の構造設計を数多く担当。

日本では1989年に関空の設計を機に日本事務所であるArup Japanを設立。
以来国内においても実に数多くの著名建築の構造設計を手がけてきました。

関空、セントレア、メゾンエルメス、犬島アートプロジェクト、ソニーシティ、
新丸ビル、秋葉原UDX、新宿/名古屋のモード学園ビル、
ザ ジュエルズ オブ アオヤマ、ジ・アイスバーグ、
ホテルメトロポリタン、富弘美術館、ノマディック美術館、モバイルアート、
そして今回の展示会場であるニコラス・G・ハイエックセンター...


どこかで目にしたことのある美しい建築構造のほとんどをArupで
手がけているといっても過言ではない圧倒的な実績の多さ。
それでいて、あまり世間には知られていない控えめさ。

...これぞエンジニアリングの鏡ではないでしょうか。

ダニ・カラヴァン展【世田谷美術館】

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石山修展に続いてダニ・カラヴァン展を見に世田谷美術館へ行ってきました。
またもや建築系の展示ということでワクワクです。


この展示会はGA Galleryに置いてあったチラシで知りました。
もちろんダニ・カラヴァンなんて初耳。
「環境彫刻家」という肩書きのイスラエル人だとか。
オフィシャルサイトを見る限りでは建築に近い作品を作る人みたいです。

ゲーリーやリベスキンドなど、ユダヤ系には意外と著名な建築家がいますよね。


本展では二次元と三次元での表現の違いをまざまざと感じました。
二次元と三次元の両方を極めることはできない。
二次元を極める人は三次元に進む必要はないし、
三次元を極める人は二次元では満足できない。

さらに造形の意味というか、魅力というか、
そういうものについても考えさせられました。
幾何学図形はなぜゆえに存在するのだろう。
どうして僕らは幾何学図形に惹かれるのだろう。


...僕が惹かれるものの原点について考えるヒントを与えてくれる気がした。