瀬戸内国際芸術祭2013【犬島】

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念願の瀬戸内国際芸術祭を見に行ってきました。
本当は夏会期に行きたかったのですが、バタバタして行けず。
秋会期も終わりに近付いてようやく行くことができました。

芸術がどのように地域活性化に寄与できるのか。
それが学べる絶好の機会。

二泊三日の日程で行ってきました。

まずは犬島。
ちっぽけな島、と侮るなかれ。

小さな島には魅力がいっぱい詰まってました。


直島→豊島経由で港に到着。

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まずは港そばのインフォメーションセンターで美術館のチケットと、
次の島への乗船券を購入。


まずは犬島精錬所美術館。

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犬島アートプロジェクト「精錬所」として、2011年日本建築学会賞受賞。
設計者は三分一博志氏。
その名のとおり精錬所跡地の廃墟を美術館としたもの。
内部は道が折れ曲がっているのに入口から出口が見える、という奇妙なくらい通路からはじまる。
単に鏡の屈折現象を利用した簡単な仕組みなのだけど、
それを大空間の暗闇、という状況で感覚をセンシティブにすることで
不思議な感覚を呼び起こす。

インスタレーションというよりちょっとしたアトラクションみたいな。
お化け屋敷みたいな感覚だろうか。


外に出て廃墟巡り。

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古めかしい廃墟の中になにげなく置かれているモダンなチェア。

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発電所跡。

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続いて家プロジェクトへ。

「F邸/Biota」(名和晃平/妹島和世/長谷川祐子)

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名和さんの新たな境地を見た。


「太鼓の声を聴くように、昨日の声を聴く」(淺井裕介)

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「S邸/コンタクトレンズ」(荒神明香/妹島和世/長谷川祐子)

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無数のレンズが中に彷徨うさまは幻想的。


「A邸/リフレクトゥ」(荒神明香/妹島和世/長谷川祐子)

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平面のパーツを前後左右奥行きを持たせて配置することで不思議な「帯」を実現。


中の谷東屋(妹島和世/長谷川祐子)

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豊島美術館をギュッと凝縮したような。


「C邸/Master&Slave: Inujima Monogatari」(ジュン・グエン=ハツシバ/妹島和世/長谷川祐子)
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シュールな映像作品。


「I邸/Universal Reception/*Universal Wavelength/Prayer」(前田征紀/妹島和世/長谷川祐子)
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音響作品だった気がするけどイマイチ記憶に残ってない。


展示作品じゃないと思うけど、小さな小さな祠。
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いやあ、犬島、なかなか良かったっす。