今回の大三島行きのメイン目的は島にある五つの美術館巡り。
元々は伊東豊雄建築ミュージアムに行きたくて、オフィシャルサイトを見ていたら、
五つの美術館を1400円で見られる共通チケットを発見。
(個別に訪れると計2400円)
島の中に五つ以上もの美術館・博物館があったり、
お隣りの生口島には耕三寺博物館・平山郁夫美術館や島ごとアートがあったり、
もっと有名どころでは直島・犬島だったりと、
瀬戸内はなにかとアートが盛んなところみたいです。
広島に住んでた頃はまったく気づきもしなかったけど。
(まあその頃はそれほどアート振興してなかったと思うけど)
それぞれは規模が小さく、それ自体だけではアピール不足だけれど、
それぞれが連携すれば大きな魅力となる。
それがネットワーク化の効力であるが、最初にネットワークありきではなく、
最初に個々の魅力をしっかり確立させておくことが大事ではないでしょうか。
まずは大山祇神社のそばにある大三島美術館からスタート。
大山祇神社とのマッチングが考慮されてか、
木造切妻屋根と古風ながらもモダンさも兼ね備えたエントランスロビーが素敵。
どこか愛媛県武道館に通じるところもあるような。
海際に出て、眺望のよい高みにある「ところミュージアム大三島」。
おもに現代美術作品を展示しているようです。
屋根があるものの、半分吹き抜けで、半屋外といった感じ。
作品よりも建物の奇抜さに目が行ってしまいました。
今回のメイン、伊東豊雄建築ミュージアム。
日本初の建築家個人の展示空間。
やっぱり一番良かったかな。
内部も撮影OKだったし。
岩田健母と子のミュージアム。
彫刻家・岩田健の彫刻作品が展示。
こちらも想像以上に良かった。
こちらも内部撮影OKだったし。
村上三島記念館。
書家・村上三島の記念館ですが、肝心の三島よりも他の書家の展示が多かったのが残念。
建物はいたって平凡な箱型建物なので、彼が書いたという
記念館そばの句碑、多々羅大橋の橋名碑を撮ってみました。
あらゆる書体を自在に使いこなしつつ、独自の書風を確立した現代書家の大家だそうです。
僕自身は書道は素人なので、その良し悪しはあまり分かりませんが。
個人的には伊東豊雄建築ミュージアムと岩田健母と子のミュージアムが気に入りました。
...のでこの二つは別途それぞれ個別に記事をアップしました!