[Valencia City of Arts](出典:www.calatrava.com)
サンティアゴ・カラトラバ。
今一番好きな建築家です。
...といっても最近知ったばかりなのでその正体をよく把握してないけど。
建築家というより、アーキテクト・エンジニアという肩書きみたいです。
フランク・ゲーリーのように芸術的でありながらゲーリーよりは規則的。
ザハ・ハディドのように未来的でありながら彼女よりは現実的。
同じスペインの建築家ガウディの有機的建築をさらに進化させたような。
とにかくモニュメンタルなところがたまらなく好きです。
機能的というよりは心の奥底を刺激するような。
心理作用も建築の一つの機能というならば、
モニュメント建築も立派な機能的な建築なんでしょうね。
オフィシャルサイトにこれまでの建築作品が紹介されているのですが、
見ていて飽きない。ずっと見ていたい。
写真でもこうなんだから実物を目の前にしたらいったいどうなることやら。
今回はその中から気に入ったものをピックアップ。
(その後サイトがリニューアルされたため、一部画像が一致しないものもあります)
トップの画像は彼は絵も描くわけですが、その絵の中の「目」にそっくり。
頭の中のイメージをあれだけ巨大な形に正確に投影する、その手腕がスゴイ。
[カラトラバの絵](出典:www.calatrava.com)
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20世紀建築の三大巨匠、コルビュジエ、ミース、ライトを特集した
CasaBRUTUSの特別編集版です。
ここ最近三人に関するそれぞれの著書を読んで総まとめ的なものが欲しくて。
それぞれの著書では当然本人を良く言い、他者を悪く言うもの。
やはり三人を客観的に俯瞰する本が欲しくなるのは自然の流れなのです。
現代建築の礎となった三人の建築を知ってこそ、現代建築の真髄が理解できる。
そしてこれからの建築のことを考えることができる。
[NYグッゲンハイム美術館]
コルビュジエ、ミースとくれば次はライトでしょ...
というわけで読みました。SD選書。
著者は谷川正巳氏という日本人です。
建築の教授とのことですが、この本のほかにも数冊ライトに関する著書を
訳したり記したりしているようです。
大学の図書館は春休みで閉館なので目黒区の図書館で借りました。
ちなみに1967年初版ということでAmazonではすでに古書扱い。
本の写真だけでも...といってもSD選書はどの本も全身黒尽くめなので
写真とるほどのものでも...
...というわけでライトの建築物で唯一訪れたことのある、
NYのグッゲンハイムの屋内写真をトップ画像に置いてみました。
外側は僕が訪れたときは工事をしていて見事な外観が拝めませんでした。
...さて、ライトの建築で僕が知ってるのはこのグッゲンハイムの他には
落水荘、マリーン郡庁舎、日本は旧帝国ホテルぐらいなわけですが。
この本で少しはライトの建築精神が垣間見えたような気がします。
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大学の「社会と芸術の授業でピカソの《ゲルニカ》について学び、
そのテスト対策で読みました。
授業ではピカソの他、ゴヤやダリ、ロルカなど
スペインの芸術家たちについて学んだけれど、
ヨーロッパの西端に位置するこの国のことを自分は意外と
把握していなかったことに気づいた。
僕が生まれた頃、スペインはまだフランコによる独裁国家だった。
そして第二次世界大戦後に生き残った唯一のファシズム国家だった。
もっともスペインは大戦に参加しなかったから生き残れたわけだけど。
1973年にピカソがついに愛すべき故郷スペインに戻れぬまま死亡、
ついで1975年にフランコが死亡して、
ようやくスペインに王政ながらも民主国家が戻る。
つまりはスペインの民主制は僕よりも年下なわけだ。
スペイン内戦中に工業都市ビルバオを無傷で手に入れるために
フランコ率いる反乱軍は1937年4月、
バスク地方の文化的象徴であるゲルニカを反乱軍と結託したドイツのコンドル軍団に攻撃させる。
ただ見せしめのためだけに。
ゲルニカ爆撃は一般市民をねらった世界初の無差別攻撃であり、
この攻撃を非難するものとして、
ピカソはパリのアトリエで《ゲルニカ》を描きあげた。
[アブダビ海洋博物館:安藤忠雄設計]
中東なんてかつて一度も行ったことないけど。
21_21 DESIGN SIGHTでの安藤忠雄展で海洋博物館の模型をみて、
一躍行きたくなりました。
といっても完成するのは2018年と、かなり先ですけどね。
[追記]
2019年現在、残念ながら計画は実現されていないようです。
延期されたとも、中止されたとも聞きますが、はっきりした情報が得られず不明。
メキシコに似たようなコンセプトの建物が建ったらしいですが...
ニューヨークのアメリカ自然史博物館へ行ってきました。
自分的にはそれほど興味なかったのだけど、
けっこういろんな人に薦められて。
場所はセントラルパーク西端の真ん中。
セントラルパークをはさんでメトロポリタン美術館のちょうど向かい側。
基本入場料は14ドルですがこれだけだと閲覧エリアが制限されていて、
プラネタリウムやゴールドエリアなどの一部エリアについては別料金を
支払う必要があります。
※2016年現在、基本入場料は22ドルに上がったようです。(最下部【information】参照)
僕は今回はグッゲンハイム美術館を見た後の午後2時ごろに入館して、
時間もあまりなかったので基本料金エリアで見れるところだけ見ることに。
それでも全然時間が足らず、最後のほうは端折りに端折って、
迷いに迷って、あせりにあせりながら閉館時間まで歩き回ってました。
ここもメトロポリタン並みにデカイ。
そしてメトロポリタン以上に入り組んでいるので迷いやすい。
子供一人では絶対迷子になるね。
開館時間は10:00~17:45ですが17:30にはその広大さゆえに
係員による追い出しが始まります。それだけに余計あせって迷った。
入ってきた1階正門からではなく、地下1階の門から追い出された。
目玉の恐竜の骨格群をはじめ世界中のありとあらゆる動物の剥製、
人間の骨格標本や世界中に文化や道具、鉱物、資源、 果ては宇宙まで。
ありとあらゆる自然と科学にまつわるものが展示されてます。
自然科学に興味がある人にはまさに3日こもっても飽き足らないだろうね。
ニューヨークのグッゲンハイム美術館に行ってきました。
巨匠フランク・ロイド・ライトの晩年の傑作。
アメリカの鉱山王ソロモン・R・グッゲンハイムが有する現代アートコレクションを
展示する美術館としてライトに設計依頼したのが1943年、
ライトの設計案が承認されたのが1949年、
さらに建築許可を得て建物が完成したのは10年後の1959年、
ライトの死後半年後のことであった。
残念ながらライト自身は完成した姿を見ることはできなかったんですね。
映画「Touch the Sound」でエヴリン・グレニーがここで天井を見上げるシーンを見て、
かねてより訪れてみたい、と思ってたんですが...