ソロモン・R・グッゲンハイム美術館【フランク・ロイド・ライト|ニューヨーク】

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ニューヨークのグッゲンハイム美術館に行ってきました。

巨匠フランク・ロイド・ライトの晩年の傑作。
アメリカの鉱山王ソロモン・R・グッゲンハイムが有する現代アートコレクションを
展示する美術館としてライトに設計依頼したのが1943年、
ライトの設計案が承認されたのが1949年、
さらに建築許可を得て建物が完成したのは10年後の1959年、
ライトの死後半年後のことであった。

残念ながらライト自身は完成した姿を見ることはできなかったんですね。


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映画「Touch the Sound」でエヴリン・グレニーがここで天井を見上げるシーンを見て、
かねてより訪れてみたい、と思ってたんですが...


まず奇抜な外観を眺めるのをめっちゃ楽しみにしてたんですが...

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...あいにくの工事中でした;;


<追記>
代わりに藤森照信氏が描いた100年後の姿を載せてみる。

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藤森照信「100年後のグッゲンハイム美術館」 2009年(2017年の水戸芸術館での展示にて)

もし本当にこんなふうになっていたら、無限成長美術館の究極の姿として、
コルビュジエはきっと褒めてくれることでしょう。


現在開催中の展示。

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「エル・グレコからピカソへ」
スペイン系アートの展示なのかな。


エントランス部分。

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この付近に出店していた屋台でホットドッグとコーラで朝食を取り、
いよいよ中へ。


エントランスロビー。

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そこがまさしくエヴリンが立っていた場所。
一階から最上階までの円形の吹き抜け空間。

エヴリンが見上げたようにドームを見上げてみた。
たぶん誰もがそうするだろう。

彼女がしばらく天井を眺めていた理由が分かった気がした。

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奇抜な外観同様、中もなかなか奇抜な構造となっている。

中はグラウンドフロアのみ撮影可能でそれ以上のフロアでは撮影不可。
グラウンドフロアからは作品は見えず、作品が撮影できないようになっている。


ロビーでチケット購入。

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いたってシンプルなデザイン。
背景に薄くシンボルである螺旋フロアがプリントされてます。

入場料は大人18ドル。
開館時間は10:00~17:45(金曜は~20:00)。
休館日は木曜日。
ここも金曜夜のナイトタイムは任意料金になるようです。

※2016年現在、入場料は25ドル、ナイトタイムは土曜日になっているようです。
 (下記information参照)


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スロープが1階のフロアから壁伝いに螺旋状に上がってゆく。
各フロアの境界線がないというなんとも不思議な構造。

作品は壁に展示されていて、
その壁を眺めながらくるくる回って登っていく、という感じ。
自分は最初にエレベータで最上階の6階に上がり、そこから1階へ降りる、
という順に鑑賞しましたが、本当は下から上へ、というのが自然な流れと
なるように展示も考えられているようです。


螺旋は円形のスロープだけでなく、階段も。

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ただし三角形だけど。


絵画の展示はとくにピカソが多かったかな。
MoMAやメトロポリタンにもピカソは多く展示されていたので、
よほどニューヨークはピカソを愛しているのでしょうか...
おかげであの奇抜な作風にもなれて親しみを感じれるようになったけど。

あとダリもよかったな。


奇抜なものには奇抜なりの理由がある。
そこを受け入れることさえできればかえって奇抜まもののほうが
メッセージ性は強いものなんだなって思った。
記憶に残るし、ある意味分かりやすいから。


2時間ほどで観終わって、最後にミュージアムショップでお買い物。

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フランク・ロイド・ライトの作品集、グッゲンハイム関連の本2冊、PHAIDONの世界の建造物図鑑
NYのアートマップの5点。締めて100ドルほど。
トラベラーズ・チェックで払おうとしたら、
円のT/Cはだめだと言われたのでやむなくクレジットカードで支払いました。


建物、作品ともに楽しむことができて、とてもよかったです。
ただ、完全な外観を見るためにやはりもう1度訪れてみたいな。


【information】オフィシャルサイト

アクセス:地下鉄「86 st」駅より徒歩10分

開館時間:10:00〜17:45(土曜日は19:45まで)

休館日:木曜日

入館料:大人$25、学生または65歳以上$18、12歳以下無料