ホイットニー美術館(現・METブロイヤー別館)【マルセル・ブロイヤー|ニューヨーク】

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ホイットニー美術館へ行ってきました。
場所はメトロポリタン美術館の南へ10分ほど。

開館時間は11:00~18:00。
ただし金・土は13:00~21:00。
休館日は月・火。

メトロポリタン美術館を見た後、夕方6時ごろ行ったのですがこの日は金曜日。
いつもなら閉館時間なのですが、金曜日はこれからナイトタイム。
ナイトタイムでは通常15ドルの入場料が任意料金になります。
20ドル札1枚出したらお釣りが19ドル帰ってきた。

1ドルじゃん!...こりゃお得だ。


鮮やかな緑色のチケット。
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全体がシールになっていて、右側の日付がプリントされている正方形部分を
はがして衣服など見える部分に貼り付けて入場するのですが、
粘着力が弱いので途中はがれ落ちて危うくなくすところだった。


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建物はバウハウス出身のマルセル・ブロイヤー設計。

5フロアあって1階はロビー、3階は準備中。
ここは珍しく撮影不可...というわけで内部の写真はありません。

5,4,2階の3フロアを1時間半ほどで見終わる。
現代アートの展示が中心らしいですが、
自分が見に行ったときはインスタレーションが主に展示されていました。
インスタレーションって、どうにも苦手なんだよね...
とにかく不可解。わけが分からない。
あまり好みではないみたい。


今回の旅行で泊まったドミトリの宿泊者に絵描きさんがいたのですが、
彼女にインスタレーションってよく分からない~っていうと、
背景や歴史が分かればもっと面白くなるかも、と。
絵や彫刻に比べれば歴史も浅く薄っぺらだ、とも言ってました。
なるほど、それもそうかも。

未知のものに出会うとき、人はそれを警戒し避けようとする。
それは動物の本能として当然の行為だ。
しかし避け続けていては人は人間になれない。
知り、感じ、想像し、創造する。
受け入れることで人は人間になれる。

だから受け入れ続けなければ。
人間の行為に無意味なものなどない。
他人の行為を知ろうとすること。
それがコミュニケーションの第一歩なのだから。

歴史を重ねればいいところが見えてくるかもしれない。
知ればその良さが分かってくるかもしれない。


次に訪れる時には楽しめるといいな。
自分の成長を感じることができるといいな。


※その後、ホイットニー美術館は2015年に場所が移転しました。
 今回訪れた場所は現在メトロポリタン美術館の「ブロイヤー別館」となっています。

 レンゾ・ピアノが設計した新生ホイットニー美術館にもいつか訪れてみたいものです。
 また、メトロポリタン美術館の別館としてのこの建物にももう一度訪れてみたい。