「MOMAT」と一致するもの

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訪問日:2017年11月19日(日)


これももう半年ほどの前の話なのだけど。
テレビのCMで流れているのを見て知った展覧会。

本展は一般財団法人地域創造の助成による平成29年度公立美術感共同巡回展として、
岡山県の新見美術館→佐賀県の唐津市近代図書館美術ホール→広島県の蘭島閣美術館に続いて
愛媛では八幡浜の市民ギャラリーで開催されたものです。


美術館のない八幡浜にこんな良い絵が集まるなんて..ということで急遽行ってきました。


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[図録]


半年ぶりの東京。

竹橋の国立近代美術館に続いて東京駅構内にある東京ステーションギャラリーへ。

正直企画展よりは、新しくできた美術館そのものが目的でした。
東京駅の復元工事に伴って新しくできた美術館かと思いきや、
開館は1988年、なんと自分が上京する前からあったんですね。
東京駅は毎日通勤で通過していたのに全く知りませんでした。
近くにあるものを意外と知らない。
ものごとってえてしてこんなものですよね。


というわけでシャガールが格別好きだから、というわけではなかったのですが、
美術館の空間はもちろん、展示そのものも期待以上にすごく良かった。

画家として有名なシャガールですが、
重力という常識から開放されたようなその作風からして、
二次元の枠におさまらない雰囲気は十二分にありましたが、
実際こんなにもたくさんの三次元作品を手がけていたことに驚きでした。


MOMATコレクション【東京国立近代美術館】

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半年ぶりの東京。

一番の目的は東京国立近代美術館での企画展「日本の家」展だったのですが、
雨天の割には混雑しているものの、自分的にはいささか期待はずれでがっかり。


一発目からハズレか?...と思いつつ続いてコレクション展へ。

...これがめっちゃ良かった。


企画展での物足りなさを補って余りある一発逆転なのでした。

※本展はすでに終了しています。


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GWも後半。
同級生から建築系の面白そうなインスタレーション展示をやっていると聞き、
久々に竹橋の国立近代美術館へ。


アトリエ・ワン、中村竜治、中山英之、鈴木了二、内藤廣、菊地宏、伊東豊雄。

日本の7人の建築家によるインスターレーション展示。


建築はどこにあるの?


...何とも深いテーマじゃないですか。


この展覧会の嬉しいところはめずらしく写真撮影OKだということ。
見る人それぞれの「建築はどこにあるの?」の答えをflickrの専用サイトに
アップしよう、というキャンペーンもあるとか。
とりあえず僕は文章と写真でその答えを整理したいので、
いつも通り自分のブログにアップしますが。

さらに入場料がいつもより安い。
学生料金450円でもいつもより安いのに、
キャンパスメンバー特典でさらに250円へ値下げ。

GWとあって混雑しているかなあ...と思いきや、チケット売り場で並ぶこともなく、
会場も快適に鑑賞することができ、写真をたくさん撮ることもできました。


はたして僕の建築はどこにあるのか。
まだはじまってもいない自分にその答えは見えようはずもないのかもしれないけど。


「骨」展【21_21】

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MOMATでゴーギャン展を見たその足で。

21_21の「骨」展を見にいってきました。
LEDの山中俊治ディレクション。

この展示を見る前に乃木坂のギャラリー「間」で
カンポ・バエザの展示を観にいったのだけど、
クライン・ダイサム展に続いてイマイチで消化不良だったので、
ミッドタウンまで足を伸ばして見てきました。

外は真夏日でうだるような厚さ。

21_21前の人工水路では足湯ならぬ「足水」で涼をとるイベントが開催されてました。

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思わずそこで涼をとりたくなりましたが、我慢して21_21へ。


構造に興味ある身としては、
「骨」というキーワードは多いにそそられるものがあったわけですが。

...正直期待以上の面白さだった。


ゴーギャン展【東京国立近代美術館】

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[図録 2200円]

「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」

ゼミの展示の撤収も終わり、一段落したところで。

久々にアート系の展示を観にいきました。
久々の東京国立近代美術館。
ゴーギャン展

正直ゴーギャンはそれほど好きではないのですが、
中村先生からタダ券をもらったので。

印象派の絵が一番好き。
エゴと客観とがほどよくバランスがとれている気がして。

印象派以前はいかに模倣するか、いかに客観的であるかに重きを置き、
印象派以後は過度にエゴが露出してゆく。
とくにゴーギャンの時代はポスト印象派(後期印象派とも呼ばれるみたいですが)と
呼ばれ、ゴッホやセザンヌらと共に印象派の持つ客観性を離れ、
より自己の内部へと向かう。


客観的すぎる絵画は退屈だし、
かといって極端なエゴは自分の好みに合えばはまるけど、
そうでなければどん引きしてしまう。

自己と他者のほどよい調和の美しさが印象派の絵にはある気がするのです。


しかし。

「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」

この人類の永遠のテーマには誰の心にも突き刺さるはず。
もちろん自分にも突き刺さった。

いくら考えても完璧な答えなど出てこないのに。
昨日出た答えは今日にはもう違う答えになっている。

この命題はメビウスの環のごとく、永遠に続く。


生誕100年 東山魁夷展【東京国立近代美術館】

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GW中日、東京国立近代美術館で開催中の東山魁夷展に行ってきました。

魁夷人気とGWまっただ中という時期も相まってか、
会場はかつてないほどの混雑ぶり。

東京国立近代美術館へは過去何度か足を運んでいますが、
いつ行っても空いてる、というイメージだったのですがこの日ばかりは
朝10時過ぎに行ったのですがチケット売り場はすでに長蛇の列。

自分は事前に前売りチケットを買っていたのでこの列には並ばなくてすんだのですが、
会場自体がすでに人の山。
入場制限こそまだかかってなかったものの、牛歩の歩み。
会場がとても狭く感じました。

絵画は人混みにもまれて見るもんじゃないね。
とくに魁夷氏の絵は心静かに落ち着いて眺めたいもの。


...それでも東山魁夷の絵は多くの人の心をとらえて離さない。
その絵に人は登場しないけれど、描かれているのは紛れもない人の心。
エゴを抜けだし多くの人と魂を共有させてくれる。


氏の絵とはそういうもののような気がするのです。


東京チャリンコ縦断記 Day-6.

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[東京カテドラル-文京区目白通り]


4/1(火)。東京23区チャリ縦断記録-第6回。

世田谷区から東へ移動して大田区から徐々に北上していく予定だったのですが。
都合につき本日は池袋を中心に走ることになりました。


天気は快晴と気持ちよい天気だったのですが、
風が強く、向かい風のときはかなりキツイ走行となりました。


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MOMATで開催中の「Self / Other」を観てきました。
大学の「現代美術」の最後の授業でもらったタダ券で。

さまざまな画家たちの作品を通して自分のアイデンティティーを
模索し、確認しようというもの。

自分のアイデンティティーはなんなのか?
デザインを学ぶようになってからしょっちゅう考えることだけど、
なかなか明確な答えは出てこない。

だからこの展示を観れば何か閃くものがあるかなあ、と
期待して行ったんだけど。

けど。