先日買ったギャラリー間の建築MAP。
ぺらぺらめくっていると、「あ、これこの人の設計だったんだ~」というものが少なくない。
この「ユーネックス ナニナニ」もその一つ。
しかしなんなんだ、このネーミング。
目黒の東京都庭園美術館から目黒通りを地下鉄白金台駅へ向かう途中、
外苑西通りとの交差点を左側を見上げると見える奇妙な緑色の建物。
思わず近くまで行って写真を撮ってしまったのだけど、
まさかスタルクデザインのビルだったとは。
近づいて眺めてみると、つくづく奇妙な形をしている。
見る角度によって見え方が全然違う。
構造的な面白さ、というより彫塑的な面白さ。
骨ではなく、肉を感じさせるボリューム。
造形としては面白いけど、中にスペースを孕む建築としてはどうなのだろう。
確かスタルクって引退宣言をしたよね。
引き際って大事だと思うけど、いくらこれまでの功績が大きくても、
デザインに失望した人のデザインに魅力はあるのだろうか...
archyuto
名前がナニナニになったのは
フィリップの描いたスケッチが誰にも理解できず、
「何?何?」と皆首をかしげたことからきているそうです。
この話は松葉一清『現代建築ポストモダン以後』(鹿島出版会、1991)に載っています。
tadaoh
archyutoさん >
コメントありがとうございます。
面白いいきさつですね!
出典の本も探して今度読んでみたいと思います。
貴重な情報ありがとうございました!