ニューヨークのグッゲンハイム美術館に行ってきました。
巨匠フランク・ロイド・ライトの晩年の傑作。
アメリカの鉱山王ソロモン・R・グッゲンハイムが有する現代アートコレクションを
展示する美術館としてライトに設計依頼したのが1943年、
ライトの設計案が承認されたのが1949年、
さらに建築許可を得て建物が完成したのは10年後の1959年、
ライトの死後半年後のことであった。
残念ながらライト自身は完成した姿を見ることはできなかったんですね。
映画「Touch the Sound」でエヴリン・グレニーがここで天井を見上げるシーンを見て、
かねてより訪れてみたい、と思ってたんですが...
水戸芸術館で開催中の佐藤卓展「日常のデザイン」へ行ってきました。
来年1月までやってるのでもっと後でもいいかなと思ったのですが、
TOKYO DESIGNER'S WEEK 2006でのモチベーションのまま受験に
臨むのもなんだかなあ、ということで急遽行くことに。
個人のデザイナーの展示としてはかなり大規模なものじゃないでしょうか。
佐藤卓さんはデザパラでちらほらその名前を聞いたことがある程度の見識
だったのですが、あらためてけっこうスゴイ人なんだなあと。
ロッテのガムや使い捨てカメラ「写ルンです」、リカちゃん人形などあらゆる
ジャンルのデザインをされていますが、ざっと見た感じパッケージデザイン
が多いようです。(「グラフィックデザイナー」なんだからそれが当然か...)
水戸芸術館は、高さ100mの塔、コンサートホール、劇場、現代美術ギャラリーの3つの専用空間で構成された複合文化施設です。
磯崎新設計。
はじめて訪れたのは、2006年の佐藤卓展」。
次に訪れたのは2年後の2008年の松井龍哉展。
このときはタワーの上まで登りました。
三度目はそれからさらに9年後の2017年の藤森照信展。
このときは前入りしてタワーのライトアップを鑑賞しました。
上野から常磐線特急「スーパーひたち」で1時間(在来線ではその倍の2時間)で水戸駅へ。
そこから徒歩20分程度なのですが、10分ほど歩いたところで
ひときわ目を惹く奇抜な塔が見えはじめます。
もう着くのかな、と思いきやなかなか着かない。
さらに10分ほど歩いてようやく到着。
Amazonでこの本を買う
2006年に東京で働いていた会社を辞めるまで、
美術というものにはほとんど縁がなかった。
当然美術館なんてものにもほとんど行ったこともなく。
それなのになんの縁だか美大に行くことになって、
美術館の一つにも行っておかなきゃ、ということで買った一冊。