夏休み二日目は滋賀県へ。
守山駅前のホテルを出発、まずは甲賀市にあるミホ・ミュージアムへ。
滋賀県といえば日本一の湖・琵琶湖ですが、
この美術館は琵琶湖からは少し離れた静かな山中にあります。
世界救世教から分立した神慈秀明会の会主・小山美秀子のコレクションを展示するために
1997年にI.M.ペイの設計で建てられました。
美術館の名前は会主の名前「みほこ」に由来しています。
桃源郷をイメージして作られたその美術館は、建物のおよそ8割が地下に埋設されています。
東洋哲学と西洋科学とが融合した桃源郷とはいかなる空間なのであろうか。
【No.1】
Google Earthを使ってお気に入りの建築の航空写真を集めてみました。
Googleマップのマイマップ機能を使って建築マップ(その1/その2)を作った、
ということで。
普段の視線とのギャップを楽しんでいただくために、
クイズ形式にしたいと思いまーす。
まずオペラハウスから。
【No.1】は世界的に有名なシドニーのシンボル...といえばすぐに分かりますね。
設計した建築家は知らずとも、この建物を知らない人はいない。
...正解はこちら。
建築マップその2(その1はこちら)。
今回は、
・オスカー・ニーマイヤー(14)
・ピーター・ライス(12)
・フランク・ゲーリー(11)
・エーロ・サーリネン(10)
・I.M.ペイ(8)
・アントニ・ガウディ(6)
...の6人。
...ほんの思いつきがここまでガシガシ作るとは思わなかった。
しかしGoogleマップはめちゃくちゃメモリを喰う。
メモリに余裕がない方はご注意ください。
"神が曲げたものを誰が直し得よう?" - 伝道の書
「ガタカ」という映画が好きで何度も見ているのだけど、
エリートたちの集まる宇宙センター「ガタカ」が、
ライトが1963年に建てたマリン郡庁舎であることに最近気づく。
半世紀以上も前に建てられた建築が近未来の建築として通用する。
これぞ真の建築、というものではないだろうか。
即効性の派手な外見は時と共に流されてゆく。
真に価値あるものはゆっくりと時間をかけて目覚めてゆき、
一度目覚めればその価値は永遠に続く。
自分がガタカを好きなのは表面上の美しさではなく、
奥深くに潜む本質の美しさがにじみ出ているからだと思う。
2年生いっぱいはPDコース。
しかし心はすでに建築モード。
隣でやってるSCコースの授業が気になるところ。
テーマはどうやら「教会」らしい。
...面白そうなテーマじゃないですか。
...ってなわけで「僕の好きな教会」シリーズPart2。
[ルーブル、ガラスのピラミッド]
デルファイ研究所の現代建築家DVD/ビデオシリーズ。
今回はI.M.ペイ(イオ・ミン・ペイ)です。
コルビュジエと同じく丸い黒縁眼鏡ですが特徴的なのは、
コルビュジエが仏頂面なのに対し、ペイは笑顔であること。
この笑顔は彼のトレードマークともいえます。
1917年生まれのペイは今年で91才ですが今なおご健在のようで
ニーマイヤーに続く長寿の高名建築家です。
本DVDに収録されている彼の作品は以下の7つ。
・ルーブル、ガラスのピラミッド(1989)
・香港、中国銀行ビル(1982-1990)
・滋賀県、MIHOミュージアム(1989)
・ボストン、ジョン・ハンコックタワー(1976)
・ナショナルアートギャラリー東棟(1974)
・ワシントンD.C.、ロックの殿堂(1995)
・ダラス、マイヤーソン・シンフォニーセンター(1989)
彼の建築のトレードマークはルーブルのピラミッドに代表されるように「三角形」。
といっても形に囚われたわけではなく、構造を追求していく過程で
もっとも安定する形である三角形に必然的にたどり着いたもの。