島根県立美術館に行ってきました。
北九州市立美術館と福岡市美術館の所蔵品を展示する「夢の美術館」展が開催中でしたが、
一番の目的は菊竹清訓さんが晩年に設計した空間を見ることでした。
宍道湖畔に建つその建物は湖畔側、道路側ともに緩やかな弧を描いており、
水面と大地をつなぐ「なぎさ」をイメージしたものだそうです。
一歩その建物の中に入ると、天井にそのなぎさ仰ぎ見ることで、
あたかも水の中を優雅に闊歩しているような錯覚に見舞われる。
島根県立美術館は島根県立博物館の財産を継承する形で1999年に開館しました。
島根県立博物館(現・島根県公文書センター)も1959年にやはり菊竹さんが手がけました。
ほかにも島根県立図書館、島根県立武道館、田部美術館など、
松江には菊竹さん設計の建物がけっこうあるようです。
島根県立美術館では水を主題とした作品の収集に力を入れており、
開館20年に満たない若い美術館ながら日本近世絵画から19世紀フランス絵画や現代彫刻まで
4400点を越える規模にまでに成長しています。
福岡の2つの美術館所蔵品を展示する今回の企画展は予想以上に豪華な顔ぶれでしたが、
島根県立美術館のコレクションもこれに負けない豪華な顔ぶれでした。
しかもコレクション展に関しては撮影OKというオープンスタンスも嬉しい。
菊竹さんの作った素晴らしい空間にふさわしい展示内容で、
企画展と所蔵品展とを合わせてまさに「夢の美術館」でした。
佐賀で市村記念体育館を見終えて。
次なる目的地、太宰府へ。
JR二日市駅からバスで太宰府天満宮へ。
年始の参拝客でけっこう手前からかなりの渋滞。
2月末で地域おこし協力隊を退任します。
4月からは1年、また学生(厳密には学生ではないのだけど)に戻る予定。
学業の神様にこの一年の武運を祈る絶好の機会。
...というわけで年始の激混みの中、太宰府天満宮に行ったわけなのですが、
人ごみ大嫌いな自分がただ参拝のためだけにここに来るわけもなく。
人であふれる参拝路を逸れ、
長いエスカレーターを登った先に見えてきたのは...
それはそれは見事な人工の山なのでした。
春休み最後の遠出にクレマチスの丘に行ってきました。
お目当てはビュフェ美術館と桜です。
本当は佐倉にある川村記念美術館のマーク・ロスコ展を見に行くつもりでした。
「佐倉で桜」を洒落込もうかな、と。
しかし先週の日曜美術館でビュフェの展示情報を見て、急遽こちらに変更。
新日曜美術館は今春からタイトルを「日曜美術館」に戻し、
キャスターも黒沢保裕アナ・檀ふみペアから、
姜 尚中・中條誠子アナへチェンジ。
黒沢アナの落ち着いたダンディーな声と檀さんのちょっとおとぼけた声の
組み合わせが妙に心地よくて好きだったんですが。
姜 尚中氏はちょっと口調がきつめ、中條アナがちょっと頼りなさげ、
というのがちょっとね...
まあとにかくそんなわけで春休み最後の朝、早起きして静岡は三島へ出発。
自由が丘で東横線に乗り換え横浜まで。
横浜から東海道線で熱海まで。
熱海でまた乗り換えて三島まで。
二時間ちょっと、と意外な近さです。
しかしSuicaは熱海までしか使えないのでご注意。
三島からは無料シャトルバスで25分程度。
クレマチスの丘はヴァンジ彫刻庭園のあるエリアと、
ビュフェ美術館、井上靖文学館のあるエリアの2つのエリアで構成。
チケットは3つのミュージアム共通チケットというのがあって、学生料金で1,300円。
メルマガを購読すると、200円割引されます。
まずは一番の目当てであるビュフェ美術館エリアへ。
[有楽町マリオン:柳澤孝彦 1984年]
今、制作しているギャラリーのWebサイトの打ち合わせで銀座へ。
...というわけで銀座散策です。
銀座ハンズから中央通りへ向かい、
松屋銀座、アップルストアの前を通り、
数寄屋橋交差点を経由して再び中央通りへ。
場所柄、なかなか気軽に建物の中へ入れる雰囲気ではないですが。
ただ外観を眺めて歩くだけでも面白い。
そんなわけで、銀座の魅力的なビル群をご紹介。
ファッションブランドにはとんと興味がないけど、
やっぱりビル群は見ていて飽きない。