アール・ヌーヴォーの展示に続いてアール・デコの館へ。
3年ぶりの東京。
ミュシャ展終了後、同じく国立新美術館で開催中の草間彌生展を
限られた時間の中で少しでも多く懐かしい場所を回りたい、ということで
断腸の思いであきらめて、目黒の東京都庭園美術館へ。
並河靖之の超絶技巧の七宝の数々を見てきました。
自分は格別焼き物に詳しいわけではないし、
並河靖之という七宝家もこの度はじめて知りました。
それでもこの展示を見る気になったのは、
やっぱり東京都庭園美術館という懐かしい場所を訪れたかったから。
在京時代は、お気に入りの空間としてよく訪れました。
愛媛に移住後に新館ができたと聞き、また行きたいなあと思いつつ月日は流れ、
今回の展示が終わった直後から11月までのおよそ半年間、
本館のバリアフリー対応工事でまた全面休館するとのことで、
ミュシャ展と合わせて見ておきたいなあ、と。
「庭園美術館」というくらいなので、庭園が売りの空間なのですが、
一番のおすすめは旧朝香宮邸として建てられた本館。
現在は美術館となっていますが、当時のアール・デコ様式を色濃く残しており、
建物自体が大きな美術作品となっています。
外を散策後。
東京都庭園美術館の内部公開。
写真撮り放題。
休日。
...ということもあって、いつにもまして館内は人で溢れていました。
正直こういう場所は雑踏は似合わない。
静けさの中にあってこそ、時代が重ねてきた格調というものを堪能できる。
空間を堪能するのはあきらめ、
「プロダクト」を堪能してきました。
それでもやはり時代を超えて残る美しいものを眺めるのは気分が良い。
人はなぜ、「美」を求めるのだろう。
内観編
中目黒の目黒川の桜はまだ八分咲きでした。
満開になると枝が川面に向かって垂れ、それはとても美しいのだけど。
ちょっとまだ時期早々。
その足で目黒川を南下して目黒は東京都庭園美術館へ。
ここの桜も同じくまだ八分咲きでしたが、
現在、庭園美術館の内部公開展示「アール・デコの館」が開催中ということもあって、
たくさんの人が訪れていました。
過去2回(1回目/2回目)訪れましたが、
チケット売り場に行列ができているのを今回はじめて見た。
通常は美術館内部は撮影禁止であるのが、
この展示期間中はほぼ全面的に撮影可となることもあって、テンションアップ。
しかしまずは美術館周辺の庭園と美術館外観を鑑賞することにしよう。
東京都庭園美術館で開催されている「建築の記憶」展へ行ってきました。
あいかわらず会期終了間際ぎりぎりでしたが、
桜が咲き頃でとても良かったです。
庭園美術館は去年一度訪れているのですが、
そのときは美術館には入らず庭園の散歩のみ、でした。
今回の展示ではじめて美術館の中へ入ったのですが、
外観と同じく内部もアール・デコ色たっぷりで情緒あふれるものでした。
大学の先生の勧めで目黒にある東京都庭園美術館に行ってきました。
デザイン史でアール・デコについて学んでいたのですが、
この庭園美術館がアール・デコ調をよく残しているものとして紹介されました。
あともう一つ、品川にある原美術館もアール・デコみたいです。
元々は皇族のための邸宅を美術館として開放されたもの。
"庭園美術館"、とあるだけに美術館だけでなく、
その庭園もなかなか趣のある、いい感じのスポットとなっています。
建設年:1933年
基本設計:宮内省内匠寮・権藤要吉
内装デザイン:アンリ・ラパン