2年次に選択履修した共通教育科目、『特講Ⅱ』。
前期は世阿弥「風姿花伝」、後期は岡倉天心「茶の本」を、
受講生持ち回りで読んで感ずるところを講師を交えて考察する、という授業。
評価は「A」でした。
前後期ともレポート課題です。
あまり優劣をつけるような授業ではなく、
きちんと出席して自分の担当パートをこなせば単位はもらえる感じでした。
Architecture, Art, and sometimes Design.
大学の「特講Ⅱ」という授業で岡倉天心の「茶の本」を読んでいます。
授業はゼミ形式で、本の中の一部を各学生で持ち回りで担当し、
内容の解説や自分なりに感じること、興味のあることなどを発表します。
岡倉天心は全ての著書を英語で書いており、
本書は右側に原著の英語、左側に対訳が記載されており、
互いを比較しながら読み進めることができます。
...英語は苦手なのでほとんど左側しか読まないけど。
次週はいよいよ僕の番。
僕が担当するのは第4章「茶室」の前半部分。
僕がこのパートを選んだのはもちろん建築としての茶室に興味があったから。
茶室。
それは最小の建築にして、最高の建築である。
ミニマルなハードに、マックスのソフトを盛り込む。
さまざまな建築作品を創ってきたル・コルビジェが
最後に母のための小さな家を作ったように、
建築の最高の醍醐味がそこにはあるのかもしれません。
大学の基礎教育科目で「特講Ⅱ」という授業を選択しています。
講師は「美と芸術」の小穴晶子先生。
この授業は前期と後期で1冊ずつ決められた本の内容について
ゼミ形式で発表してゆくもの。
前期は世阿弥の花伝書。
600年経た現在もなお読まれ続けている能の解説書。
上記の講談社文庫本は川瀬一馬氏による校注、現代語訳つきで
古文が苦手な人でもすんなり入っていけると思います。
秘すれば花。
花とは「魅力」。
隠せば魅力的?
...さて、その心は?
大学の基礎教育科目で「美と芸術」という授業を選択しています。
前期のテストが返ってきました。
テストを実施した科目でははじめてのことです。
しかも入念な答え合わせと採点に対するクレーム受け付け。
(結局クレームは一件もなかったのですが)
なかなかフェアな先生です。
先生全てがこうだとモチベーションももっと上がるのですが。
ちなみに点数は100点満点中90点。
記述説明形式の問題が一問10点で10題。
一問だけ全く心当たりでなく、空白で出してそこだけ10点減点。
授業を休んだ覚えはないので、たぶんぼけーっとしてて聞き漏らしたんだろう。
残り9問が完璧だっただけに残念。
さて、その美と芸術の先生が授業内容を本にされたとのことで、
なんと受講生はその本を無料でいただきました。
来年以降はこの本が教科書になるみたいです。
ラッキー!