宇和島市三間の仏木寺・龍光寺に続いて西予市宇和の明石寺へ。
正確には「源光山 円手院 明石寺(げんこうざんえんしゅいんめいせきじ)」。
宇和の街中からちょっと外れて山の中に入ったところにあります。
歴博や宇和文化の里からも近く、800mほど山の中を歩いて行き来できます。
しかしやはりそこは霊場、宇和の街がすぐそばにあるとは思えないほどの静けさ。
今回訪れた三つの霊場の中では一番立派だったような気がします。
創建は6世紀、欽明天皇の勅願により円手院正澄という行者が、
唐からの渡来仏であった千手観音菩薩像を祀るために伽藍を建立したことにはじまります。
その後、734年に寿元行者が紀州熊野から十二社権現を勧請し修験道の中心道場としました。
822年に弘法大師がこの地を訪れた際には荒廃していましたが、
嵯峨天皇の勅命により諸堂を再興、
鎌倉時代に入ってまたまた荒廃してしまったこの寺を源頼朝が再び再建。
以来武士の帰依があつく、信奉されてきました。
階段を登るとまず出迎えてくれる山門。
手水舎。
山門そばの地蔵堂。
本堂は山門の中にさらに石垣で囲ったそれは立派なもの。
鐘楼。
太子堂。
夫婦杉。
サルスベリ?
アジサイ畑。
ここも神仏習合らしく、神社があります。
さすがに疲れてきたけど、せっかくなので宇和の街並みをちょっと散策。
【Information】オフィシャルサイト(四国八十八ヶ所霊場会)