Best Shot 2009【風景編】

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毛越寺


「良いセンスは良いものをたくさん見ることで磨かれる」


その信念の元、今年もたくさん散策しました。

今年1年のベストショットをピックアップ。

実際視覚で感じる風景と、カメラが捉える風景とはけっこう異なるもの。
それはまあ、僕の撮影技術の未熟さでもあるけれど。

撮影した画像を後から見て、実はけっこう良い絵になっていたりする。
ここではそういう絵をピックアップし、
必要であれば色調補正などをかけて良いものを創りあげる。


...それも一種の創造であろう。


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伊勢神宮外宮

めったに人は撮らないのだけど。
仲睦まじく、神仏に願をかける夫婦。
風にたなびく白布。
人の「想い」が絵の魅力となった瞬間。


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多摩川の桜

雲一つない晴れ空にそびえる桜の木。
空の青、桜の桃色との自然色の取り合わせ。
美のエッセンスは自然の中の至るところにある。


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クレマチスの丘

竹林大好き。
日本の美がそこにはある。

薄暗い闇の中から見えるまばゆい外の光り。
闇があるから光りの神々しさが分かる。


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松島海岸

海の青は空の青。


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瑞巌寺

すっきりと伸びる樹木の群。
そこには竹林と似た清々しさがある。


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毛越寺

緑の中に、ほんのりうっすらと赤味がかかりはじめている紅葉。

繊細なグラデーション。


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毛越寺

鮮やかな緑の枝下に広がる闇。
そこに自然の奥深さを感じる。


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高舘義経堂

兵どもの夢の跡。
小高い丘にありながら醸し出される独特の薄暗さ。

それは義経の放つ心の闇か。


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江戸東京たてもの園

希望溢れる春の桃、生命力溢れる夏の緑、じっと次のはじまりを待つ冬の白、
そしてやがて朽ちていくものがなしさ溢れる秋の紅。

自然の中の「色」に人々はイメージを見出す。


来年ももっと歩こう。
良いものを見るために人は歩くのだ。


...気が向けば建築編もピックアップしてみたいと思います。