♪ 僕が旅に出る理由はだいたい100個くらいあって
ひとつめはここじゃどうもいきがつまりそうになった
ふたつめは今宵の月が僕を誘っていること
みっつめは車の免許とってもいいかななんて思ってみたこと ♪
(くるり『ハイウェイ』)
GW後半4連休。
めずらしくなにも仕事が入らず。
...かといって遠くへ出かけられる余裕なし。
遊子川はとてもいいところだけど。
仕事も充実してるけど。
免許はすでに持ってるけど。
それでも人間、リフレッシュは常に必要だ。
だから僕は旅に出る。
泊まりじゃなくて日帰りでも、新世界を求めて出かける行為は立派な旅なんだ。
佐川美術館へ行ってきました。
昨年2月末に新日曜美術館で見て以来、
実に1年ぶりにようやく願いが叶ったわけで。
佐川美術館は佐川急便が運営する美術館で1998年に開館。
滋賀県守山駅からバスで25分程のところにあります。
設計・施工は竹中工務店。
画家の平山郁夫氏、彫刻家の佐藤忠良氏の作品を中心に展示してましたが、
2007年に陶芸家の楽吉左右衛門氏の作品を展示する
樂吉左衞門館が新設されました。
常設展は入場料600円(学生料金)で
平山郁夫館、佐藤忠良館、楽吉左右衛門館全てのスペースの閲覧が可能。
楽吉左右衛門館の茶室は別途300円で見学可能。
写真撮影は平山郁夫館、佐藤忠良館、楽吉左右衛門館の展示スペースは
NGですが、パブリックスペースはOK。
1998年にグッドデザイン賞受賞(施設部門)した建物は
楽吉左右衛門館のみならず必見の価値ありです。
シンプルな線で開放感たっぷり。
好きです、こういうの。
[有楽町マリオン:柳澤孝彦 1984年]
今、制作しているギャラリーのWebサイトの打ち合わせで銀座へ。
...というわけで銀座散策です。
銀座ハンズから中央通りへ向かい、
松屋銀座、アップルストアの前を通り、
数寄屋橋交差点を経由して再び中央通りへ。
場所柄、なかなか気軽に建物の中へ入れる雰囲気ではないですが。
ただ外観を眺めて歩くだけでも面白い。
そんなわけで、銀座の魅力的なビル群をご紹介。
ファッションブランドにはとんと興味がないけど、
やっぱりビル群は見ていて飽きない。
学校でのバイト先の一つ、東京自転車グリーンマップの23区版が刷り上がりました。
東京自転車グリーンマップとは東京の自転車の走りやすい道を記したマップです。
2007年に都心版が発行されていましたが、
(この都心版は2007年度のグッドデザイン賞を受賞)
2008年は23区全体へとエリアを拡大するとのことでルート探索やマップ作成の
お手伝いをしました。
大学でスタッフの人とばったり出会って、刷り上がったばかりの地図をもらいました。
今年の春、ルート探索で東京のあちこちを走り回った頃が懐かしい。
後半はあまりお手伝いすることができなかったのですが、
それでも自分が見つけた道が地図に載る、というのは嬉しいものです。
東京ミッドタウンは防衛庁跡地の再開発事業として、2007年3月に開業。
「デザイン」を再開発全体の一つのテーマとしており、
全体計画はSOM(スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル)が担当。
グッドデザイン賞主催団体である財団法人日本産業デザイン振興会が誘致され、
デザインの拠点として三宅一生デザイン文化財団が運営する「21_21 DESIGN SIGHT」も開業しました。
21_21での展示とデザインタイドでミッドタウンを訪れたわけですが。
ミッドタウンは良い光景がたくさん。
というわけで散策写真シリーズ。
(一部2009年のものもあります)
MacのBluetoothキーボードの電池切れ。
せっかくなので繰り返し充電して使えるeneloopにしました。
説明書によれば1000回充電可能なので単3乾電池1本が50円としても、
4本で200円×1000で20万円相当が充電器つきで3千円なのだから
経済的にもかなりお得。
それにも増して4千個分の乾電池ゴミを軽減できることを考えれば
何より地球に優しい。
じつはこのeneloop、2006年グッドデザイン賞金賞受賞してます。
乾電池ニッケル水素充電池は過去にもあったはずですが、
製品に付属してるものが多く、ユーザーに選択余地がある状況とは
言えなかったと思います。
覚えやすいネーミングと、電池の価値を伝えるためのデザイン。
「繰り返し使える電池」の存在をユーザに強くアピールし、
選択の余地を与えることになった。
ここにデザインでできることのヒントが隠されている。
この本をAmazonで買う
今年も出てます、グッドデザイン賞受賞作品集。
発売されてもうだいぶ経ちますがその値段の高さゆえに購入を躊躇してました。
このほどAmazonカードを申し込むと2,000円キャッシュバックという
キャンペーンに釣られて購入。実質三千円ほどで購入。
でもAmazonカードはいいですよ。
年会費は永年無料だし、ポイントもつくし。
ジャパンデザイン―グッドデザインアワード・イヤーブック2006-2007
本のカバーデザインは去年のほうが高級感あって僕はそっちのほうが好きかな。
コストダウンを余儀なくされたのでしょうか。
内容のほうはこの1年間、注意深くデザインを眺めてきたおかげで、
けっこう知っている作品、デザイナーさんがいたり。
自分が持っているものの中にもグッドデザイングッズがけっこうあったり。
いいデザインをたくさん見る。
そして自分の感性に近いものを選択し、組み合わせる。
そして自分のオリジナル・デザインを創りだす。
僕ははたしてそこまでたどり着けるだろうか-そんな不安が広がるけれど。
僕は必ず辿りつく。
それが自分を確立させ、世界を共有する喜びを得るために
必要なことだと思うから。
グッドデザイン賞審査委員ひとりひとりがコレ!と思うお気に入りを
綴ったコメント集というものがあるそうです。
それが「私の選んだ一品」。日本産業デザイン振興会編集。
今年は戌年なので「犬の巻」。今年で5巻目だそうです。
値段も840円(税込み)とお手ごろだし、いいかも。
※画像をクリックすると、販売サイト(Amazon)にジャンプします。
Amazonで購入する
1966年にグッドデザイン賞受賞のスツール。
ムライさんがデザインしたスツールかと思いきや、
デザイナーの名前はタナベ(田辺麗子)さん。
なぜ「ムライ」なんだろ?
...と思ってググってみたら、単に田辺さんの旧姓らしいですね。
グッドデザイン賞というものは見た目のデザインのよいものだけが
受賞するのではないのですね。
テルモが開発した「痛くない注射針」。
これが2005年度の大賞に選ばれました。
1日に何回も打たなくてはならない糖尿病患者のインスリン注射。
注射を止めることはできなくてもせめてその苦痛を軽減してあげたい...
この「着眼点」が、人のやさしさが評価されたのです。
デザインは人への「やさしさ」でもある。
あらためてデザインへの思いが強くなりました。
小泉首相も「感激したっ!」そうです。