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有名建築家のスケッチ・ワーク集。
スケッチは頭の中のイメージを外に出すための最初のステップ。
身体(脳)の一番近くにあるものだけに、
スケッチをする人の個性が出る。
国内外の建築家のスケッチが実建築と一緒にたくさん載っているわけですが、
日本人建築家のそれは線が細く緻密。
スケッチの段階からきっちりダイヤの原石を研ぎ澄まそう、という姿勢が見える。
一方海外の建築家のそれは、線が太く、荒削りでダイナミック。
特にリベスキンドなんかそのスケッチだけで空間のイメージが滲み出る気がする。
...好みの問題かもしれないけど。
美大にはいるまで、スケッチなんてほとんどしたことがなかった。
もちろん正規のデッサン教育も受けていない。
我流ではあるけれど、量を積めばそれなりに形になるものなのかな。
「生活デザイン」第1課題、「Salt&Pepper」のプレゼンが終わりました。
この歳になってもプレゼンは苦手です。
いまだに緊張して伝えたいことの8割くらいしかしゃべれず、
残り2割を後悔する。
...その後悔を無駄にしないためにブログで再整理するのです。
作品名: 「HUG」
ターゲットは一般的な家庭の食卓。
テーマは「手間を楽しむ」。
この手間という言葉には2つの意味を込めています。
【床に置く】
毎週水曜のデザイン演習も終わりました。
スチレンボード、ストロー、ケント紙、竹ひご、針金、凧糸(釣り糸)、紙ねんど、虫ピン
...などの材料を使って接着剤を使わずにビー玉を美しく見せるモノを作成する。
というのがお題だったわけですが。
学生の中では最初のスケッチの演習も含め、
この授業はつまらない、という人もいました。
スケッチや模型を作る、という作業はデザインの基本ではあるけれど
デザインそのものではない。
作業そのものは小中学校でやる図画工作となんら変わらない。
しかしここは大学。
目先の作業に囚われていては本質をつかむことはできない。
本質を意識していれば、けっこう楽しい授業だと思うんだけどな。