臥龍山荘に行ってきました。
伊予の小京都と云われる大洲の東端、肱川を臨む臥龍淵に佇む三千坪の山荘。
山荘の建つ山々が龍が臥す姿に見えたことが名前の由来だそうです。
この山荘は明治時代の1901年、この地で盛んだった木蝋貿易によって財を成した豪商・河内寅次郎が
余生を過ごす場所として築きました。
しかし大洲城といい、この山荘といい、
このへんの歴史建造物は独特の造形美で面白い。
大洲神社からの小道。
みえてくる独特の紋様。
外観は目立たず控えめな感じ。
入口の階段を登って...
まずは臥龍院。
臥龍院の部屋内は撮影禁止。
縁側はOK。
独特の敷石。
中庭を渡って...
知止庵へ。
さらにその奥の不老庵へ。
湾曲した独特の天井は、河面の月を反射させるように考慮されたものだそうです。
肱川への眺望が見事。
構想10年、工期4年。
考えに考え尽くして建てられたこの建物には時を超える本質を持っている。
だから残り続ける。
それが「本当によいもの」なのではないだろうか。
自分もそういうものを創っていきたい。
【information】オフィシャルサイト
アクセス:JR伊予大洲駅より徒歩25分
開館時間:9:00~17:00 (札止16:30)
休館日:年中無休
観覧料:大人500円、小人200円(中学生以下)、保護者同伴の5歳以下及び市内在住の65歳以上は無料
※お得な大洲城との共通チケット(大人800円、小人300円)もあります。