自然が描く模様には、悠久の時をかけて変動した自然の足跡がそこにある。
その足跡を分析観察することで、
自然の驚異をほんの僅かでも理解することができれば、
人はもっと自然に対して感謝と敬意の念を払えることができるはずだ。
現代文明は多様な変化と進化を繰り返しながら、
人間社会を発展させてきたけれど、
自然との付き合い方について、最適なスタイルを築けているのだろうか。
僕自身は自然の足跡を分析観察する人間ではないけれど、
自然の驚異を感じはじめている人間として、
「自然との最適な付き合い方」には多分に興味があります。
ジオパーク(候補)大野ヶ原地域見学、大野ヶ原から惣川へ
...移動する前に、昔、海底火山だった痕跡を示唆する地層を見に、
高知県都の県境あたりへ。
その昔、海底火山だった場所。
そのことを地層が語る。
近くには豊かな沢も。
豊かな樹々も。
豊かな花も。
龍馬脱藩の道、伊予の国と土佐の国の県境、韮ヶ峠。
続いて、カルスト台地が創り上げた鍾乳洞、羅漢穴へ。
川津南の穴神鍾乳洞をスケールアップしたような感じですが、
穴神鍾乳洞は小さいながらも、中に照明を配しているのに対し、
羅漢穴には照明は一切なし、自前で懐中電灯を用意し、
狭い洞窟内を移動するために頭部保護のヘルメットも必要。
アップダウンが激しく、天井からは時折水滴が落ち、足場も悪い。
片手にカメラ、片手に懐中電灯での登行はけっこうキツかった〜。
でもスリリングで面白かった。
暗闇のなかでの足場を気にしながらだったので、
なかなか良い写真が撮れなかったのが残念。
装備をきちんと整えて、もう一回チャレンジしたいなあ。
自然が創りあげる美を記録したい。
人を呼ぶためにとかく観光地へのアクセス、交通を便利にすることに専心する。
それは確かに町おこしのひとつの方法なのだろうけど、
誰でも「気軽に」行けるようになった場所に、価値は残るだろうか。
本当に行きたいと思った人だけが、それなりの努力をしてたどり着くことで、
その場所の本当の価値が理解できるのではないだろうか。
そこに「自然との最適な付き合い方」というものがあると思う。
目先の利益に囚われて、本質を見失わないようにしたいものです。
最後は土居家へ。
2回目の土居家。
やはりこれだけの庄屋屋敷はなかなか無い。
いいなあ、ここ。
もっともっとアピールしてほしい。
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