「地球科学的に見て重要な自然遺産を含む、自然に親しむための公園。(Wipipedia)」
ジオパーク交流会なるものに参加させていただきました。
「地球科学的に見て重要な特徴を複数有するだけでなく、
その他の自然遺産や文化遺産を有する地域が、
それらの様々な遺産を有機的に結びつけて保全や教育、
ツーリズムに利用しながら地域の持続的な経済発展を目指す仕組み。」(Wipipedia)
...としてユネスコの支援を受けて世界ジオパークネットワークが2004年に発足。
日本もこれに準ずる形で日本ジオパーク委員会が2008年に発足。
僕自身、まだこのジオパーク構想について理解が足らないのですが、
世界遺産と異なるのは、世界遺産が「保護」を目的としているのに対し、
ジオパークはあくまで「経済発展」を目的としていることでしょうか。
地域資産の魅力を活用して経済発展を目指す。
これってまさに地域おこしそのものじゃないですか。
知識半分、カン半分ですが、
今の自分の仕事に役立つこともあろうかと思い、
ジオパーク関連のイベントに少しづつではありますが参加させてもらってます。
僕がここに来た目的は明確だ。
しかし、その目的に囚われすぎてもいけない。
目的が明確である以上、道を見失うこともあるまい。
未開の地で、道を開拓していくにはまずその土地を知らねばならない。
西予市は黒瀬川構造帯、という地質学的に貴重な場所なのだそうです。
西予市はジオパーク認定を目指して活動を開始しています。
識者を招いて地域の人にその地質学的見地からの価値を解説するイベントなどを開催しています。
以前、その一環で大野ヶ原と惣川を見学するイベントに参加させてもらいました。
今回は夜の部の交流会だけ参加。
メンバーは地元西予市の行政メンバーと、愛媛大大学院の研究室の教授と院生たち。
思わぬところで地元大学との交流の機会に恵まれました。
自分も半年前までは学生。
産学協同には興味津々だったところ。
望めはチャンスはいずれやってくる。
そのチャンスをチャンスとして意識することがまず大切。
期せずしてジオパークを分かりやすく解説する勉強会も開催されて、
ジオパークに関する理解も深めることができました。
その概念を分かりやすく説明するものが「Rock Green Cafe」。
ジオパークというと、どうしても「地質学」色が強いイメージがあります。
しかし実際は、地質学はその根幹の一部であり、
地質学的見地を踏まえて、その地質に生息する自然遺産、
及びその自然に展開する文化遺産、
それらを複合的に捉えた上で経済発展の鍵を探す。
これら3つの基盤を説明するものが「Rock Green Cafe」なのです。
地質学的な地盤が「Rock」、その上に展開する自然遺産が「Green」、
そしてさらにその上に展開する文化遺産が「Cafe」なのです。
この「Rock Green Cafe」は日本での世界ジオパークのひとつ、
室戸岬の近辺に実際に存在する施設なのだそうで、
西予市のジオパーク担当者がジオパークを説明する概念として着目したそうです。
とてもいい概念だと思います。
この概念を分かりやすいイメージとして「かたち」にするのが、
デザインを学んだ自分の役目。
...というわけで勝手ながら「Rock Green Cafe」のロゴを考えてみました。
あくまで個人のブログで述べる、アンオフィシャルなものです。
ジオパークがもっともっと日本で普及することを願って。
都会でも田舎でも、きっと地域活性化につながるものがあるはず。
自分がどれだけジオパークに貢献できるかはまだよく分からないけど、
せめて集落応援隊として、「応援」したいと思います。
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