PLUTO 第5巻 【浦沢直樹】

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待望の第5巻。

今月号の表紙は勇者ヘラレクレス。
しかしその彼も...


PLUTOの正体は?
「史上最大のロボット」とはなにか?
完全なロボットとは?

まだまだ謎が満載です。

世界の人口60億と同じ数の人格をロボットにプログラミングしたらどうなるか。
ありとあらゆる選択と可能性をロボットに与えたら。

ロボットには複雑すぎる選択。
人間にだって人格の選択なんてできやしないのに。
陥る混沌。
その混沌から抜け出すには。


バランスが取れているってどういうことだろう。
感情ってなんだろう。

第5巻ではそういうことを考えさせれます。


「偏りこそが混沌をシンプルに解決するプログラムだ。」


天馬博士のこの台詞が本巻のテーマである気がします。


混沌状態とはバランスの取れている状態のことをいうのか。
人間は偏っていて、だからこそ混沌であるロボットに憧れを抱くのか。


しかし。
偏っているからこそ、人間には尊重すべき個性が存在する。