僕の物語は漫画からはじまった。
漫画王国ニッポンならそういう人間は珍しくないと思う。
僕の実家は僕が幼少の頃は喫茶店を営んでいて、
僕たち兄妹は学校が終わるとその手伝いをよくさせられたものだ。
そのためあまり学校の友達と遊ぶ、ということもできず、
その頃の唯一の楽しみは、喫茶店においてある漫画を読むことだった。
その漫画を読んではよく空想(妄想?)したりした。
小遣いはだいたいコミック本の購入に充てられた。
・「コータローまかりとおる!」
・「はじめの一歩」
・「バスタード」
・「めぞん一刻」「らんま1/2」
etc...
高専を卒業する頃には数百冊以上にも及んだと思うが、
就職と同時にリアリストの門を叩いた僕は、それらをほとんど処分した。
しかしなかには捨てられずに東京に持ってきたものもある。
そしてそれらは今も僕の手元にあり、時々思い出したように読んでみたりする。
それが浦沢直樹の「MASTERキートン」「パイナップルARMY」。
この二作はどちらも原作は浦沢さんではありません。
(キートンは勝鹿北星、パイナップルは工藤かずや)
最近のお気に入りである「PLUTO」も原作は手塚治虫。
キートンとパイナップルを捨てられなかったのはそれらが「リアリズム」を持っているから。
「人生とはなにか?」を教えてくれる人生のバイブルだから。
そんなバイブルをなぜ今までこのブログで紹介してこなかったのかよく分かんないけど。
僕的に気に入った人生訓を引用しながら今後紹介して行きたいと思います。
いきなり4巻からはじめるのはランダムにピックアップしただけでとくに意味はありません。
今後もランダムに、不定期にピックアップしながら随時紹介していきます。
『Chapter1 喜びの壁』より
Mr.ベインの悩み。
それに対するライアン師の答え。
再びMr.ベイン。
再びライアン師。
Mr.ベイン。
ライアン師。
物語の結末。
Mr.ベイン。
彼らがどのような奇跡を見たのかは本作を読んで確かめてほしいのですが、
肝心なことは結局、同じことを感じるために僕らは日々努力をしてるんだ、ということ。
そして同じことを感じる、ということが真の幸せであり、
それ自体が奇跡だということを自覚することなのではないでしょうか。
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