ロッキー･ザ･ファイナル公開で話題ですが。
ロッキー大好きで「１」～「５」まで全部何回も見ましたが。
どんな名作も時が経てば色褪せる．．．
人間は「忘れる」いきものだから。
だから正直最初このファイナル公開のニュースを聞いて、
正直「今更ねえ．．．」って思った。
でも。
公開前の宣伝として放映されている「１」～「４」をあらためて見て。
やっぱ涙した。
そしてファイナルも観たいっ！．．．って思ってしまった。
宣伝者の思惑に見事にはまってる単純なボク。
内容は「正義は最後に勝つっ！」てことが分かりきった、
単純明快なスポコン・ムービーなのに。
なんでこうも僕らはロッキーにはまってしまうのだろう．．．
ロッキー然り、ランボー然り。
とどのつまりスタローンがただの筋肉バカじゃない、ってことですね。
主なあらすじ。
【ロッキー１】
無名のボクサー、ロッキー・バルボア。
将来の妻、エイドリアンとの出会い。
チャンピオン･アポロの気まぐれで世界タイトル挑戦へ。
これからはじまるロッキー･ストーリーの原点。
【ロッキー２】
アポロとの対戦で僅差ながら敗れたロッキー。
しかしながらその名勝負にファン急増。
エイドリアとの結婚。そして息子の誕生。
一方勝ちはしたものの納得のいかないアポロは再戦を要求する。
当然ロッキーは．．．
【ロッキー３】
アポロとの再戦に勝利しチャンピオンになったロッキー。
連続防衛で一躍スターダムへ。
しかし驕りは慢心を生む。
強敵なチャレンジャー現れ、見事に敗れる。
さらにその試合中にロッキーを育てたトレーナー･ミッキーが逝く。
哀しみに打ちひしがれるロッキー。
そこへかつてのライバル・アポロがロッキーを立ち直らせんと
トレーナーを申し出る。再起できるか、ロッキー。
（まあ言うまでもなく見事に再戦で勝利するのですが）
【ロッキー4】
今度の敵はロシアの殺人マシーン、ドラゴ。
政府レベルの支援を受け、科学的なトレーニングを積んだ軍人。
まずはアポロが挑むが、驚異的なパワーの前に命を落としてしまう。
彼はなぜ戦い、死んでいったのか。
その答えを見つけるべく、ボクサーとしての原点を見つけるべく
ロッキーもまたドラゴと対戦することを決意しロシアへ渡る。
（そしてやっぱり見事に勝利しちゃうわけですが）
【ロッキー５】
イワンとの対戦でパンチを浴びすぎ、パンチ･ドランカーになったロッキー。
引退を決意するも、金の亡者のプロモーター、デュークがそうはさせない。
一方でロッキーは若手の有望株、トミーと出会い、彼をチャンピオンに
育てようと決意するも、のめり込むあまりに息子とに絆が壊れそうに。
そしてデュークの口車に踊らされるトミーはついにはロッキーを裏切り
対戦を要求する．．．
．．．てなところです。
「１」，「２」は典型的なアメリカン･ドリーム。
「３」は誰もがぶち当たる「壁」とそれを乗り越えていく様を描き、
「４」はアメリカとロシアというかつての二大国の争いを描くことで反戦を訴え、
「５」では原点に返って「人の絆」を描いています。
一番好きなのはロッキー4の最後のシーン。
「誰でも変われるのです」という言葉に思わずぐっと来ます。
一番不思議なのはロッキー4ではまだ小さいロッキーの息子が、
ロッキー５ではいきなりでかくなっていること。
ロッキー５はドラゴとの対戦が終わった直後から始まるので
そんなに時間は経過していないはずなのに．．．
．．．まあ細かいことは気にせずに。
弱い僕らにはこういう単純明快なサクセス･ストーリーが必要なんだ。
前に進むために誰もが強くなりたいと思っている。
誰もが現状を変えたいと望んでいる。
スタローンは最後のロッキーでなにを伝えたいのか。
とても気になります。
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