連ドラ版も中盤にさしかかりました。
もこみち&倍賞美津子(&泉谷しげる)のボク&オカン(&オトン)も
なかなかいい味出してます。
リリー・フランキーの原作を読んだとき、
正直感動したのかどうかよく分からなかった。
たぶん家族というものがどういうものなのかよく分からないように
分からなかったのだと思う。
人にはすべて親がいる。
だからこの本はすべての人に捧げる本なのだと思う。
でも。
一緒に暮らせる人、暮らせない人。
一緒に暮らしても幸せな人、そうでない人。
一緒に暮らしても親が分からない人、子供が分からない人。
...親子の形はそれぞれ。
だから人の数だけこのドラマの受け取り方はあるのだろう。
オカンが喉頭がんになり、筑豊の家も取り壊されることに。
ついにボクはオカンと東京暮らしすることに。
「ごめんねと
ありがとうしか
言えません」
どんなに思案しても、結局はこの言葉しかいえない気がする。
そして必ず後悔する。
なにがしてあげられるか分からないまま時が過ぎてゆく。
時は無限でなく、そのときが刻一刻と迫ってきているというのに。
そして自分が見つからないまま「ボク」は今も東京に居る。
東京に答えなんかないって分かっているのに。
ただ居場所があるだけ。
故郷には居場所がないだけ。
たぶんオトンもそうだったのかな。
...オトンの気持ちが少しだけ分かった気がした。
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