集英社のナツイチフェアで買った本のうちの一冊。
立ち読みしていて思わず引き込まれました。
著者はまだ19歳の若者だとか。
それゆえか、技巧的には幼稚な部分もあるなと感じましたが、
それ以上にこの本には若さゆえのパワーがある。
しかし19歳でここまで書けるものか、という驚きもありました。
19歳の頃の自分と比較してみて、あまりにもその感性が過激だと思った。
内容は正直読んでいて気持ちのいいものではありません。
身体改造、痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望...
人間の内面に潜むダークな部分を描いているから。
それでも引き込まれてしまうのは自分の中にそのような部分が
少なからず存在しているから。
破壊の衝動。
それは狩猟本能として人間本来の感情として
誰しももっているものだと思います。
だから多くの人を惹きつけるのだと思う。
しかし現代社会では狩猟本能は生きていく上では
ほとんど必要なくなっています。
行き場のない衝動をうまく処理できないことが、
近年の凶悪犯罪の増加につながっているのかもしれません。
元々は生きていくための本能。
たとえ狩猟の必要性はなくなっているとしても
生きていく上で必ず必要なものだと思う。
正しく生かせれば、それは莫大なモチベーションアップにつながると思う。
そういう意味では現代社会は「モチベーション・コントロール」が
生きていく上で必要不可欠なのかもしれませんね。
痛みを感じることで生きていることを実感する、という感覚。
ここまで過激じゃないけれどなんとなく分かる気がした。

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