星になった少年

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星になった少年」を観てきました。
見ている間ずっと胸がいっぱいでした。
見終わった後、涙がとまりませんでした。

一言で言えば「象と少年とその周囲の物語」です。
ムツゴロウさんが喜びそうな分野のものです。
実際小さいお子さん連れでも楽しめる映画だと思います。

内容もさることながら2ヶ月にわたるタイでのロケによる
迫真の映像、坂本龍一による圧巻のサウンドがこの映画を
盛り上げています。

しかし。
やっぱりこの映画で心うたれるのはそのテーマです。

「コミュニケーション」。
少年と象とのコミュニケーション。
少年と家族のコミュニケーション。
そこに描かれているものは愛。

彼がなぜ象を好きになったのか。
ラストでそれが語られるとき、また胸がいっぱいでたまらなくなります。

この作品には二つのものがあふれています。

一つは自然。タイに行きたくなりました。^^;
コンクリート・ジャングルで生きている私には癒し効果抜群でした。
無機質と有機質が完全に分離されるこの世界で人が生き物らしく
生きるのは難しい。

もう一つは愛。不器用ながらもそこには愛があふれていました。
やはりコンクリート・ジャングルで維持していくことが難しいもの
だと思います。言い訳にしてるだけかもしれないけど。^^;

コンクリート・ジャングラーにぜひ観ていただきたい作品です。

(2006/01/31 drecomより移動)