友人の薦めにより読みました。
男女の手紙のやり取りにより物語が進むという
一風変わった表現の小説です。現実にこういう手紙を書くか、
という疑問がありますが、物語自体は違和感なく読めました。
過去に夫婦だった男女が別れてから10年以上経過した後、
偶然に再会したところから物語(手紙のやり取り)が始まります。
男の浮気相手が無理心中をはかったことが夫婦崩壊となって
しまい、なぜそうなったのか、どういう心情だったのか、
別れてから今までどんな風に過ごしてきたのか、などが徐々に
明らかにされていく...といった感じで物語は進んでいきます。
テーマ的には少々重いですがこのテーマにありがちな
読み終わった後の後味の悪さ、というものは感じさせません。
それは手紙のやり取りによりお互いが立ち直り、
成長している過程が描かれているからではないでしょうか。
一見ネガティブだけど、実はポジティブな物語だった、みたいな。
男と女がうまくいくためには何が必要か、
それを知りたいと思う人に必読の一冊です。
過ちは誰にでもある。
それを許すこと、それも愛の形のひとつではないだろうか。
(2006/03/29 Tadaoh! Bookより移動)

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