「風の果て」に続いて藤沢周平著書を読みました。
「蝉しぐれ」は以前にドラマ版をテレビで見ました。
そのときは録画されていたものを見たのですが最後のほうがなぜか
録画されてなくて結末が分からずじまいだったのです。
そんなわけでおおかたのあらすじは分かっており、
あらためて小説を読んでみたのですが...
感動した。そしてせつない、せつなすぎる...
過酷な運命に立ち向かうとある藩士の物語。
彼は実直で、剣の腕もピカイチ。それでいて、単なる「ヒーローもの」
ではない。そこには恋と友情と家族と運命というテーマが見事に
ちりばめられている。私はそんな気がしました。
あらすじ自体はそんなに難しいものではないのでここで解説
するまでもないと思います。すぐに読んでほしい。
武士道とはなにか。それを考えたい人には必読の一冊です。
剣は人を切るためにあるのではない。大切な人を守るためにあるのだ。
あなたの秘剣やいかに?
(2006/03/25 Tadaoh! Bookより移動)
コメント