渋谷の松濤美術館へ行ってきました。
群馬県美での白井晟一展以来、すっかりファンになってしまった。
Bunkamuraを通り過ぎて、しばらく進んだ住宅地の中に
こぢんまりと紛れ込むように建っている。
東京タワーそばのNOAビルと同じように石壁が独特の雰囲気を醸し出している。
人を寄せ付けない荘厳さと同時に、人を惹きつける美しさがある。
そして凄まじい建築のエネルギーを感じる。
ちょっと残念なのはそのスケールと立地。
規模としては桜新町の長谷川町子美術館と同じくらいの小規模で、
周囲を住宅や電線で囲まれてしまっているのが非常に惜しい。
この建物はもう10倍くらいのスケールで荒野にぽつんと建っていてほしい。
どんなに良い建築でも、環境が不十分だとその価値も半減してしまう。
環境ってやっぱり大事だよね。
[図録 2940円]
高崎の群馬県立近代美術館で開催中の白井晟一展へ行ってきました。
本当は東京造形大で開催されているときに観にいきたかったのだけど、
八王子という遠さから足がなかなか向かなかった。
...結果的にもっと遠くへ足を運ぶことになってしまったけど。
前から気になる建築家だった。
とても哲学的、という点で。
彼の作品で知っているのは神谷町のNOAビルと、渋谷の松濤美術館。
どちらも外観までしか眺めたことはない。
彼の建物はどこか入りにくい、という雰囲気がある。
そこが彼の建築の持つ荘厳さなのかもしれない。
まさに日本建築界の「仙人」。
昨日の虎ノ門に引き続き、今日は仕事の面接で神谷町へ。
琴平ビルの前の桜田通りをずっと南下すると、神谷町に至ります。
ただ、虎ノ門は銀座線、神谷町は日比谷線。
桜田通りをもう少し南下すると飯倉という交差点に至ります。
ここがまたなんとも不思議な場所で。
東京タワー、霊友会、宗教的なビル...
なんかこの一角にはパワーが満ちているような。
いわゆるパワースポットというか、ヒーリングスポットというか。
僕自身には霊感はないんですけど。
今回はポートフォリオ持参なので、デジ一は持って来れなかったのが残念。
やむなく携帯で撮影。