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近代建築とデザイン【川添登/高見堅志郎】

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同級生がくれた本。

出版・社会思想社、初版1965年。
もらった本は1998年の第19刷版。

かなりのロングセラーだったようですが、現在はほぼ絶版状態。


古い本だけど、かなり濃い。

1年生のときにデザイン史の授業を受けたけれど、
この本はそれを補って余りある。


自分がクラシカルに固執するのは単に懐古主義だからではない。
別に過去を知らずとも、新しいものは作れるのかもしれない。
新しい、ということはただそれだけで価値がある。
しかし、ややもすればその価値だけに依存しがちでもある。
そして、新しさを失ったとき、その価値も消えてしまうのである。

新しいものが新しいものでなくなったとき、
それが生き残ってゆくには、新しいだけでない、ずっと残っていく価値、
「本質」が芽生えていなければならないのである。

今を生きる自分が過去のものと出会うとき、
その過去は本質を備えているが故に生き残った良質なものたちである。
だから人はクラシカルを学ぶべきである。


故きを温めて新しきを知れ。

バウハウス・デッサウ展【東京藝術大学大学美術館】

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会期終了を間際にしてようやく行ってきました、バウハウス展。

前売りチケットはかなり前に買っていたのですが、
なかなか重い腰が上がらず、もっと早い時期に行ってれば
涼しくて楽だったんだろうけど、猛暑の中汗かきかき上野まで。

実は藝大美術館の中に入るのは今回がはじめて。
さらに自分が通う多摩美にも美術館はあるのですが、これもまだ行ったことなし。
だって遠いし、面白い展覧会やらないんだもんなあ。


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[チケット]

1919年ヴァイマールに開校し、デッサウ、ベルリンと場所を移し、
校長もグロピウスからハンネス・マイヤー、ミースへと変わり、
ナチスの台頭と共に1933年にその幕を閉じる。

14年という短いながらもその活動は今なおデザイン界に及ぼす影響は大きい...

...そうですが実際どうなんだ?
...ということで見てきました。