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ニューヨーク、サンタモニカ、そして東京はお台場へやってきた移動美術館、
"ノマディック(遊牧する)"美術館に行ってきました。

六本木で同氏の作品展「animal totems」をみてきたばかりですが、
同じように映像も写真もセピア調の色彩で表現されており、
写真は焼付けの生地のせいか、まるで精緻な絵のように見えます。
それがまた幻想的な度合いを高めている。
映像の中のすべてのものはゆっくりと時間が流れている。
その時間の流れるスピードが自分の時間とシンクロしているのか、
とても惹きつけられるものがありました。

CG全盛のこの時代にこれだけの作品がデジタル処理なしに
表現されているのが驚きです。


 水中でジュゴンと舞う。
 古代遺跡の中で鷹と舞う。
 古代遺跡の中で象と佇む。
 砂漠の中でチーターと佇む。


本来、人間はもっとゆっくり生きるべきではないだろうか。

先を争って新しいものを創造し、非効率なものを排除していくことは
進化、という点では確かに劇的な効果をもたらした。
しかしその一方で、大切なものも見えなくなってしまった。
その大切なものを犠牲にしてまで進化することに意味があるのか。

常識に囚われたままではグレゴリー・コルベールの世界に入ることはできない。
常識を捨て、邪念を捨て、疑念を捨てる。

...そうすることで人は忘れかけていた"共有の喜び"を思い出すことができるだろう。


animal totems【グレゴリー・コルベール】

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Feather to Fire from Gregory Colbert on Vimeo.

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久々の六本木ヒルズ。

お台場のノマディック美術館「ashes and snow」公開に先立ち、
森アーツセンターギャラリーで「animal totems」が開催中。
「ashes and snow」のほうもはじまり、
「animal totems」は4/1で終わってしまうので急いで行ってきました。
学生料金で行きたかったがしかたない。


人間と動物との驚異的な交流の姿を捉えた作品の数々。
本展では大型写真作品15点の展示と短編映像『俳句』2本の上映がされています。