マネー・プラン

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前の会社にいた頃。

給料は業界中でもトップクラス。
そしてその給料が安定して支給される。
そういう状況にいると、「万が一」ということはなかなか考えられないもの。

だから僕はあまりお金に執着がない。
お金を必死にやりくりしなければならない場面に直面したことがないから。
とくに豪勢な暮らしというわけじゃないけど、それなりに生きてこれた。
お金の運用なんて深く考える必要もなかった。

「万が一」の備えである保険についても一応加入はしていたけれど、
正直真面目にその内容について考えたことはなかった。
会社が勧めるものになんとなく加入していた。
生命保険の勧誘も鬱陶しいだけで、敬遠していた。

でも会社を辞めてそうもいかなくもなった。
当面食うに困らないほどの蓄えはあるにしても、
しばらく無収入、今後働き出すにしても前の会社ほどの収入は厳しい。
「お金の運用」が今後重要になってくるわけで。

そんな折、友達が外資系の生命保険会社に転職しました。
その友達とは英会話の勧誘が縁で知り合ったわけですが、
今度は生命保険の勧誘、というわけです。
これもセレンディピティ。

勧誘といっても、日本の生命保険会社のような
押し付けがましい営業トークの強引な勧誘はいっさいナシ。
ライフアドバイザーとしての誇りをもった丁寧な対応。
まずは生命保険の重要性、種類などをランチ・ミーティングしながら
きっちり説明してくれました。


...目から鱗。
お金は「貯める」だけじゃなく、「運用」することで資産を増やせる。
「お金に働いてもらう」...これぞ資産運用のこころ。

生命保険の目的は二つ。
「保障」と「貯蓄」。

そして生命保険の種類は基本的に三種類のみ。

  ・定期保険
   基本的に掛け捨て。死亡の場合の保障が大きい。

  ・養老保険
   定期保険の死亡保障を少なくし、満期時の返戻金を大きく。
   貯蓄重視向け。

  ・終身保険
   死亡保障を終身適用とし、そのぶん満期時の返戻金がやや少なめ。
   貯蓄も死亡保障の両方カバーしたい人向け。

生命保険は長期で組むほどローリスク・ハイリターンです。

一見複雑に見える保険も結局はこの3つの保険の組み合わせなのだとか。
そして日本には外資も含め保険会社は38社しかないそうです。

少子化、ニートの増加で老後に国民年金がちゃんと支給されるかどうかも
不安な時代。個人で老後に備える準備が必要なのは確か。

ただ個人で資産運用を考えるのは難しい。
それを助けてくれるのが生命保険会社なのです。
僕はそこで働く人を「ライフ・アドバイザー」と呼びたい。
社会の中で生きる以上お金は人生の基盤といえます。
そのお金の運用方法を長期の視点でアドバイスしてくれるわけですから。

ライフ・アドバイザーのポイントは最初の出会いです。
僕はたまたま友達がライフアドバイザーだったからいいものの、
自分の人生を見知らぬ人間に話すのはなかなか抵抗があるもの。

そこでライフ・アドバイザーは顧客にまず自分を知ってもらうことからはじめます。
名刺には人よりも多く自己紹介が書かれていたり、
自分をキャラクター化したロゴなどを用意したりして最初の垣根を
乗り越えやすくする努力をしています。

その友達もこれから自分をアピールするためのロゴなどを検討していて、
そのデザインを頼まれました。まさにギブアンドテイク。

しかし無職の間は旅行や受験勉強、再就職準備を優先させなければ
ならないので今すぐ生命保険に加入するわけにもいきません。
なによりこの無職期間はこれからの人生をゆっくり考える期間。

だからまずは無職期間でマネー・プランも含めた人生計画を練って、
再就職するときに結論が出せるようにしたいなと思っています。

いやーお金って奥が深い。