私をスキーに連れてって

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体育の日。

気づけば半年ぶりの更新です。

春休みに始めたジョギングも10回を目前にして足首を痛めたり、
学校が始まったりで結局中断。
そのまま運動不足生活がはじまってしまいました。

つくづく自分のシングルタスクなんだなあ...

体育の日と言いつつ今日も身体を動かしていないのですが、
せめてブログの更新でもしようかな、と。


「私をスキーに連れてって」


ホイチョイシリーズの伝説的映画。
ここまで成功したスキー映画はないんじゃないだろうか。

例に漏れず僕もこの映画を観てスキーをはじめました。
今の若い連中は知らないんだろうな...


スキーは僕の青春だった。
合気道と同じくらい。

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僕がスキーをはじめた頃はバブル絶頂期。

会社のスキー部に入って本格的にスキーをはじめたのだけど、
その頃は正月ともなるとバスを5台くらい会社の前につけて、
百人以上の大団体でスキーツアーに出かけてました。
それでも申込者多数につき抽選で選ばれないと行くことができないくらい、
人気だった。

そのうち映画と同じようにバスツアーから自分で車を買って、
自分で運転してスキー場に行くようになって...


YouTubeで動画を見つけて懐かしさに溢れた。
自分の青春に溢れた。

当時はモーグルはもちろん、アクロスキー(当時はバレエと呼んでいた)や
エアリアルといったフリースタイル競技はマイナースポーツだった。
ホイチョイは時代を先取りして積極的にフリースタイル競技の要素を
ゲレンデスキーに取り入れ、スキーの面白さを上手に演出した。

今だって、モーグルコースのエア台でヘリをする人間はいても、
ゲレンデのバンクでヘリをする人間はいないし、
これだけカービング板が普及しても、片足スキーで滑れる人間もそうそういない。

使ってる道具は古くなっても、
滑る技術は今見てもなお、惚れ惚れする。
ユーミンの「恋人はサンタクロース」にあわせて繰り広げられるスキーパフォーマンスは
今見ても色褪せない。


スキーパフォーマンスと同時に展開する男女のラブストーリーにも憧れたもの。
原田知世の「バーン!」に何人の男が倒されたことか^^;

布施博、沖田浩之、原田貴和子、高橋瞳、鳥越マリ、竹中直人、田中邦衛などの
周囲陣がドラマを盛り上げる様も面白い。

今は死後となった「トレンディドラマ」の走りとなった映画の一つなんでしょうね。


自分自身も思い返せばさまざまなスキードラマがあった。

最初は色気もなく、ただ黙々と毎週のようにスキーに出かけて技術の研鑽に
打ち込んでいたけど、そのうち仲間ができて、恋人もできて、
スキーの楽しさが広がっていった。

この頃の仕事そっちのけでスキーにのめり込んでいたことが、
今頃ツケとなって返ってきているのだけど、
それでもこの頃得られたものはやっぱりかけがえのないものだったと思う。

今、僕は黙々と建築について学んでいる。
いまは一人でなかなか仲間と呼べるほどの人もいないけど、
かつてスキーがそうだったように、いずれ同じ志を持つ仲間と出会えることだろう。
自分は何事もスロースタートなのだ。


シングルタスクゆえになかなかスキーはおろか、
身体を動かすこともままならない日々は辛く寂しい日々だけれど。


いつの日か、僕は再び雪上に立つ。


それまでは...


   「とりあえず」(パシャリッ)


目の前の課題を頑張ります。