Undersafe

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若い頃。

わけもなく、身体の中からエネルギーが溢れてきて、
なにかをやるのに特別な理由など必要なかった。


合気道をはじめたのは、
社交ダンスのように男女仲良く手と手を取り合って踊るように舞う様子が
楽しそうに見えたからだし、
スキーをはじめたのは、「私をスキーにつれてって」を見て、
自分も三上博史のようにカッコ良く滑りたいと思ったから。

ただそれだけで、合気道は14年間、審査が終わる四段まで、
スキーはSAJの準指導員を取得するまで、一心不乱に打ち込んだ。
決してセンスがあるほうではなかったけど、
ちょっとした発火で、勢いよく燃えることができた。


今。
知識と経験を積めば積むほど、
なにかをはじめるには「特別な理由」というキーが必要になる。
そしてそのキーは簡単には見つからない。
見つかっても新しい世界へのドアは簡単には開かない。


3日続けて大学の授業を欠席。

...たぶんこの大学に入ってからはじめてのことだと思う。


学べば学ぶほど、見えてくる世界の「矛盾」。
遅々として進まない就活。
「学び」と「生業」が結びつかないジレンマ。
「行動」を起こすことの怖さ。
「孤独」でいることの辛さ。


今、なにもかもが微妙にタイミングが合わない。
鍵と鍵穴がマッチングしていないのか、
マッチしててもロックが解除できないのか。
とにかく、それが「調子が悪い」ってことなのだろう。


「良い状態」へ持っていくためには、動き続けるしかない。
1つ1つタイミングを合わしていくしかない。
鍵を探し続けるしかない。
鍵を鍵穴に差し込み、解錠し続けるしかない。
鍵を見つけるだけでは、鍵を鍵穴に差し込むだけでは世界は進展しない。


Find and Pick Up.
Insert and Turn On.

...人生はその繰り返しだ。