生活デザイン、第1課題「Salt&Pepper」もいよいよ大詰め。
今週木曜日に最終プレゼンです。
プレゼン後に最終完成品のアップと自分なりの講評をまた書きますが、
その前の直前について思うことをば。
造形作業はほぼ終了し、ただいま色付け作業の真っ最中。
画像はその色付け前のものです。
スタイロフォームに直にペインティングすると溶けてしまうので、
ジェッソというものを塗って、下地作りをします。
ジェッソを塗ってはやすり、を2,3回繰り返したあといよいよペインティング。
日曜日にカラースプレーを買いに渋谷のハンズへ。
そこで梅宮アンナとアンナママを見かけました。
普通に歩いていて、意外に誰も注目せず。
芸能人も普通に生活してるんだなあ...
...と思いながら一階の塗料コーナーでひとしきり悩んだあと、
油性でありながら発泡スチロールにも塗れるというハンズセレクトの
カラースプレーのグロスブラックとグロスホワイトの二色をチョイス、
陶器の感触を出したかったのでツヤありタイプを購入。
さらに二色が混ざらないように塗料用のマスキングテープも併せて購入。
...んで現在せっせと色をつけているわけです。
塗っては乾かし、の繰り返し。
人を惹きつける造形について最近よく考える。
一方で自分はデザイナーになりたいんじゃないのかな、ともよく思う。
デザインするってどういうことだろう?
少なくとも形を考えることではないはずだ。
デザインの過程で形を作ることはあってもその先に実現すべき「機能」がある。
そこがデザインの最終目標のはず。
正直今自分はその機能を考えることについてあまり興味がない。
面白いアイデアとか、便利な機能とかあまり興味がない。
そのときは「なるほどね~」とは思っても心の奥底に焼きつけるものとはならない。
形の持つ美しさに惹かれ、自分もその美しさを表現したいと思う。
それを他人が見て美しいと思ってくれれば嬉しい。
それならデザインじゃなくてアートを求めればいいのかな、となるけど
それもなんかしっくりこない。
...とここで建築へと方向は向くわけで。
もちろん建築にも「機能」はあるわけだけど。
ただ、建築にはアイデアとか、便利な、という言葉で形容される機能の他に
もっと本質的な機能がそこにはあると思う。
上手く説明できないけどその部分が僕を建築に惹きつけるのだと思う。
見て触ることで感じられる美こそ本物だと思う。
絵画やグラフィックでも美しさ表現はできるけれど、
それはやっぱり途中過程のものだと思う。
その先にある三次元で美は完成されるのだと思う。
だから自分は二次元では美は深く追求しない。
課題のプレゼン資料でも立体作品そのもの以上に美しくしようと飾ることはしないし、
Webなどのグラフィックデザインでもキレイに見せることよりも、
分かりやすく伝えることを心がける。
二次元は三次元の美への誘いのためにある。
...自分にはそう思えるのです。
もちろん実績のない現状では全然説得力がないのは分かってます。
多くの人に理解してもらうために実績作り。
それが自分の後半の人生でしなくてはならないことだと思うのです。