♪ 卒業だけが理由でしょうか
会えなくなるねと 右手を出して
さみしくなるよ それだけですか
むこうで友達 呼んでますね
流れる季節たちを ほほえみで
送りたいけれど
春なのに お別れですか
春なのに 涙がこぼれます
春なのに 春なのに
ため息またひとつ ♪
(柏原芳恵 『春なのに』)
本日卒業式。
卒業式の定番ソングの認識で年代がばれますね...
震災を配慮して全体式典は中止となり、
学科ごとに集まって学位を授与する、という形式に。
正直「震災を考慮」すると、どうして全体式典が中止になるのか、
今もってよく分からない。
実際、普段どおり全体式典を行う学校もあるわけだし。
被災地においてさえも卒業式を行う学校もあるのだし。
震災被害を悼む、ということは、
自分のめでたき日を慎む、ということとは異なると思うのだけど。
モラルというものは本当に難しい。
細やかな感情表現にこだわる国民性だけに、
人によってよしとするモラルにばらつきがあり、
すべての人を満足させるモラル行為というものが決められない。
学校としてもいろいろ悩んだ上での決断だったと思います。
そこにケチをつける気は毛頭ありません。
自分自身、式次第というものにあまりこだわりがないし。
入学式と同じくジーンズで最前列の席に座って参加。
大事なのは心の区切り。
たくさんの人の助けにより、心から満足できる区切りをつけることができた。
みなさん、本当にありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いします。
19年前に取得した準学士の証書と比較してみる。
卒業証書本校電気工学科所定の
平成4年3月18日
課程を修めたので卒業証書
を授与し準学士(工学)と
称することを認める。
続いて今回もらったもの。
学位記多摩美術大学所定の全課程を
2011年3月25日
修めたので本学を卒業した
ことを認め学士(芸術)の
学位を授与する。
高専のほうは「卒業証書」、今回は「学位記」となっていますが、
この表記の差異はとくに意味はないのかな。
あと、学位というのは分野別に取得するものみたい。
今回大学を出たからこれまでの準学士から学士に格上げされる、
という単純なものではなく、工学分野では準学士、芸術分野では学士の
2つの学位を持っていることになるみたい。
ということは工学系の大学院へは入る資格がないってこと?
工学系の建築学科の院へは行けないってことかな?
まあ、今のところ行きたいのは専門学校である早稲田芸術学校だけだから
あまり気にすることもないのだろうけど。
卒業証書のほかに、デザイン学科の優秀な学生に与えられる、
「デザイン学科優秀学生賞」というものをいただきました。
各コース2名ずつ、およそ10名程度。
卒業生が94名なので、10人に一人か二人、ってとこだろうか。
まあこちらは素直にもらってうれしい、ということに。
卒業証書と引き換えに学生証を返却し、
あらためて「学生」という身分の終わりを実感した。
甘えられる身分が終わり、また厳しい社会人へと戻らなければならない。
卒業ぎりぎりにはなったけれど、
卒業後の進路についても大方決まりそうです。
こちらについてはまた後日報告させていただきます。
この4年間、これまでの人生の中で一番勉強した。
最もよく考え、手を動かし、自分の足で歩いた。
そうやって身につけたものは一生自分の中に残るだろう。
あとはどれだけ人様にそれをアピールできるか。
共感し、感動してもらいたい。
時間はかかるだろうけど、すぐには実現しないだろうけど。
今後もコツコツ頑張ります!
ありがとうございました!!!