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2011年3月26日

冬のモエレ沼公園【イサム・ノグチ|北海道札幌市】

建築デザイン

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≪私にとって遊園地は、ひとつの世界を作りだすことを意味する。いわば理想の国を、縮小した形で建設することなのだ。それは、子供の背丈で、駆け回れる国である≫(ドウス昌代「イサム・ノグチ 宿命の越境者(下)」より


仕事の面接で北海道はニセコに行ってきました。

約束の時間に当日出発で到着することができないため、
札幌で前泊することに。
これはもう前日は観光するっきゃない、ということで、
朝早く東京を出て、10時ごろ千歳空港に到着。

最初はいつもどおり電車を使って移動しようかと思ってたのだけど、
さすが北海道はでっかいどう、接続が悪い割に金額もかかってしまう。
ちょっと調べると、楽天トラベルで、
往復の空港チケット+ホテル代+レンタカーつきでお得なパックがあったので
それを利用することにしました。

雪道はおろか運転そのものが久しぶりだったので、
ちょっと不安だったのだけど、
今後はなにかと車を運転する機会が増えることだし、
運転練習だと気を引き締めて、空港を出発。
一路札幌市内へ。

ナビ付だったので、慣れない土地でも不安なく目的地へ行けるのは便利だけど、
一方で、こうして人間本来の方向感覚は退化していくんだなあ、
...という一抹の不安も。


札幌で一番いきたかったのはイサム・ノグチの遺作、モエレ沼公園。

四国は香川県牟礼にある庭園美術館にも行ったし、
ニューヨークのノグチ・ミュージアムにも行った。
次はモエレ沼、と行ける日を待ち望んでいた。


ようやく念願叶って、行くことができたのだけど。

...そこはあたり一面の銀世界だった。
冬に行くところじゃないね。

それでも、イサムの目指した桃源郷が垣間見えた気がする。



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パークマップ。
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moerenuma_tetramound2.jpg


そこはおよそ札幌市内とは思えない銀世界。

雪のモエレ沼でまともに見学できたのはガラスのピラミッドのみ。
ここはここですごく良かったので、また別途報告します。


まずはカジュアル・シューズで歩ける限りのところを歩いた模様をご報告。


除雪がしてあるのは基本的に公園外周だけ。
公園の中は一切除雪はしてなくて、ほとんどの施設が雪に埋もれていました。
雪が固まっているところは何とか雪上を歩いていけるのだけど、
この日の午前中は天気も良く、気温が上昇したこともあって、
雪が解け、場所によっては雪に埋もれてしまう危険に
びくびくしながら公園内を散策してきました。

大げさじゃなく、冬場はスキー&スキーブーツ、スノーシューが必要。
ちょっとしたスキー場だね。


モエレ沼に到着してまず見えたのはなだらかな雪山。

moerenuma_moereyama1a.jpg

久々の雪山にかつてのスキーヤーとしての血が騒ぐ。
スキー板を持ってくれば、気持ちよく滑降できただろうな。


雪原もなかなかの美しさ。

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雪の白がまぶしすぎて、サングラスを持ってくれば良かったと思ったほど。


雪に埋もれてたテトラ・マウンド。
線で囲まれた巨大なピラミッド。

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雪に足をとられながらも近くに行ってマウンド中央に登る。

moerenuma_tetramound4.jpg

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そして唯一じっくり鑑賞できたガラスのピラミッド

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美しいガラスの造形。
残念なのはこのガラスのピラミッドに貫入するように付属の建物がくっついてること。
どうしてもそうしなければならなかったのだろうか。
建築家の助けを借りればもっと美しい調和が可能だったような気もするのだけど。


ピラミッドによほどこだわりがあるのか、こんな小さな石のピラミッドも。

moerenuma_smallpylamid.jpg


ピラミッド以外にもこんな球体状の形もありました。

moerenuma_quarterdome.jpg
[ミュージックシェル]


遠くに見える赤い三角形。

moerenuma_redpylamid.jpg


ほかにもいろいろイサムの造形が所々にあるんだけど、
その多くが雪に埋もれて見当たらず。
断片が見えたとしても雪のため近づけず。

しかし、イサムのたどり着いた最終地で求めた空間で表現したかったもの。
それはなんとなく見えた気がした。

北海道ならではのビッグスケールと、パイオニア・スピリットで、
文化という高尚な精神をもたらす一方で、
自分と違うものを排斥しようとする異文化間の高い「壁」をぶち壊したかった。

その意味において、
ここは広島平和記念公園と同じ「平和の園」なのかもしれない。


...つづいてガラスのピラミッド内部へ。


【information】オフィシャルサイト

アクセス:札幌市内から地下鉄+バス


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