足摺岬にある四国八十八ヶ所霊場第三十八番、金剛福寺。
室戸岬にも第二十四番、最御崎寺(ほつみさきじ)がありますが、
岬にはこういう霊場がつきものなんでしょうか。
とくに深い信仰心があるわけではないですが、
東西問わず宗教施設を見るのが好きです。
その空間は具体的な機能を提供してくれる場所ではないですが、
そこは「信じる」という行為がパワーになることを教えてくれます。
太古より人間の生きる力となってきた。
いつか。いつの日か。
八十八ヶ所の霊場を歩いて巡りたい。
弘法大師が唐からの帰国の際に有縁の地を求めて東方に投げた金剛杵(こんごうしょ)を投げたところ、
足摺岬に飛来したとか。
大師は嵯峨天皇から「補陀落東門(ふだらくとうもん)」の勅額を受けて
三面千手観音菩薩を刻んで堂宇を建て、金剛福寺を開創しました。
現在その勅額は山門に掲げられています。
嵯峨天皇は弘法大師・橘逸勢と並び三筆と称される優れた書家の一人です。。
入口。
山門。
このお寺の特徴は見事な池でしょうか。
本堂。
太子堂。
たぶん鐘楼。
権現堂。
六角堂と龍燈。
愛染堂。
多宝塔。
お大師様。
護り亀。
【Information】オフィシャルサイト(四国八十八ヶ所霊場会)