岡山県高梁市にある備中松山城に行ってきました。
愛媛に住む者としては、「松山城」といえば地元松山にあるお城を思い浮かべるのですが、
じつは瀬戸内海を隔てた岡山にも松山城があります。
愛媛の松山城と区別するために岡山の方は一般的に「備中松山城」と呼ばれています。
ちなみにどちらの松山城も現存天守を擁しています。
標高430メートルの臥牛山山頂にある山城であり、日本三大山城の一つとされています。
臥牛山は「大松山」「天神の丸」「小松山」「前山」の4つの峰からなっているのですが、
その山容が草上に突っ伏しているように見えるのがその名前の由来となっています。
現在は小松山エリアにのみ天守をはじめとした城郭が残っていますが、
かつては臥牛山全域が一大要塞となっていたようです。
城の歴史は鎌倉時代に有漢郷(現在の高梁市有漢町)の地頭に任じられた秋庭三郎重信により
大松山エリアに砦が築かれたことにはじまり、その後小松山移り、
目まぐるしく城主が変わったみたいですが、
現在残っている城郭は江戸時代に小堀正次・小堀政一(遠州)父子、水谷勝宗らにより
修築されたものだとされています。
高梁市の市街地から山麓の城見橋駐車場まで車で約10分。
登城口付近からみた駐車場エリア。
駐車場からさらに登城口まではシャトルバス(往復300円)で約10分。
登城口から天守がある本丸までは徒歩約30分。
ちょっとした登山です。
さすが日本三大山城。
シャトルバス乗り場でお弁当を買い、いざハイクアップ!
見えてくる見事な石垣。
三の平櫓東土塀(現存・国指定重要文化財)。
二の丸に到着すると天守が見えてくる。
本丸に上る前に二の丸広場でお城弁当で腹ごしらえ。
遠くに高梁市の町並みが見える。
まだまだ本丸には入らず...
裏側に回って...
二重櫓(現存・国指定重要文化財)。
復元された腕木御門。
(本丸側)
同じく復元された本丸東御門。
(本丸側)
五の平櫓(復元)。
本丸に入って...(ここから入城料300円がかかります)。
五の平櫓・六の平櫓(復元)。
天守。
現存12天守の中では最も小規模ですが、最も高いところにあります。
天守の真裏。
鬼瓦。
天守へは西側の接続廊下(つなぎろうか)から入っていきます。
1階部分。
囲炉裏があります。
城内は火気厳禁のため、ほとんど使われなかったみたいです。
装束の間。
城主の御座所。
城が攻め落とされた際の城主の自決場所になります。
2階部分。
武運長久を祈願する御社壇(ごしゃだん)。
天守から二の丸をのぞむ。
【Information】オフィシャルサイト(高梁市)
開城時間:(4月〜9月)9:00〜17:30 (10月〜3月)9:00〜16:30
休城日:年末年始(12/29〜1/3)
入城料:大人300円、小中学生150円
※城見橋⇔ふいご峠(登城口)のシャトルバスを利用する場合は、
登城整理料として別途300円必要(中学生以上)