第30回地域づくり団体全国研修交流会鳥取大会。
土曜日午後は各分科会ごとに別れて研修。
自分は、第8分科会の大山町でした。
各分科会はあらかじめ内容が公開された上で、
参加申し込み時に希望する分科会を第三希望まで伝えておきます。
自分の第一希望は実は大山町ではなく、第6分科会の三朝町でした。
単に三徳山の投入堂を見たかったからなのですが、
見事に外れて第二希望の大山町になりました。
大山町を第二希望にしたのはアーティストたちが、
廃校になった学校を拠点に地域づくりをしている、ということで、
自分のユスモクでの活動に通ずるものがあると思ったからで、
地域づくりという自分の職務上では一番合致するもので、
事務局もその辺を見抜いてこの分科会に配置してくれたのかな、
と思えるくらい、得るところの多い分科会でした。
ユスモクも最初は木材の有効活用、という点で木工からはじめるわけですが、
個人的には木工だけにこだわるつもりはなくて、
いろいろ「ものづくり」をやりたいと思っています。
様々なクリエイターが集まって、融合してできるもの。
そういう魅力ってやっぱりすごいなと感じました。
ユスモクがそういう場所に相応しいのかどうかはまだ分からないけど、
愛媛にもそういう場所があればいいな。
大山ものづくり学校全景。
廃校になった校舎を活用しています。
大山ものづくり学校のメンバー。
事前に送っていたポートレイトから、
イラストレータさんがイラストを描いてくれてプレゼントしてくれました!
実物より男前ですな...
校舎の前には広い庭が。
ここもオープン前は草がぼうぼうで、整備が大変だったみたいです。
巨大な鉛筆と消しゴム。
鉛筆は木の幹、消しゴムはロッカーを塗装したもの。
校舎の中に入って。
出迎えてくれるアイアンボーイ。
傘のシェード。
ロケットのオブジェ。
「布の少女と鉄の王国」
木工品もずらり。
ガラス工芸品も。
フォトカードギャラリー。
いいなあ、これ、応用したい。
地元の方をインタビューしたフォトボード。
これも地元の魅力を記録するものとして応用できそう。
箸づくりを体験しました。
ヤスリがけをするだけの簡単な作業ですが、
子どもたちへの木工教室として使えそう。
木の手触りの良さを伝えることができるし、なにより安全。
この体験教室では山桜の木を使いました。
最後に胡桃油を塗るとなんともいえない味わいが出てきます。
夜は宿泊した宿坊前で、インスタレーションも展示。
雨が降る中、クリエイターさんの想いがひしひしと伝わってきました。
いろいろと得るところの多い半日でした。
美大にいる頃は、「自分のやりたいこと」を見つけることに必死で、
誰かと組んで何かをやる、ということはほとんど眼中にありませんでした。
こうして今、地域づくりの中でデザインやアートを織り込もうとしている中で、
あれだけ仲間に恵まれていながら、仲間集めをしてこなかったことが
今さらながら悔やまれますが、まあ、何をするにも遅すぎるなんてことはない。
気づいた時がやりどき。
ネットワークツールが豊富なこの時代、やりたいことをしっかり伝えれば、
自ずと仲間はできてくる。
そう信じてユスモクでの活動を推進していきたいと思います。
【Information】オフィシャルサイト