1/31のNHK「仕事の流儀」を観ました。ゲストは佐藤可士和。
彼の名前は知らなくても、
ホンダステップワゴンにはじまりキリン極生、キリンレモン、
「負け犬の遠吠え」の装丁、ケータイN702iD...
...彼のデザインしたものを目にしない人は
いないといっても過言ではないでしょう。
今日本で一番旬なデザイナーさんなのではないでしょうか。
正確には"アートディレクター"ですけど。
...とはいっても、
自分は最近ようやくデザインに興味を持ち始めたデザイン初心者なので他のデザイナーを知らない。
つまり比較の対象がまだいないので彼のデザインを好き、嫌いとか
彼のデザインが良い、悪いとか正直言えないのです。
ただデザイナーとはどういう仕事なのか、
デザインする、ということはどういうことなのか、
少しだけ分かったような気がします。
ネットで彼が手掛けたデザインを探してみました。
(番組中で取り上げられていないものもあります)
国立新美術館ロゴ
今治タオル・ロゴ
4人ほどの従業員がだだっ広いスペースの隅っこで、
机上の30インチ以上はあるどでかい液晶ディスプレイ上で
もくもくとデザインをしている風景...
...ほんとカッコイイ。
でもデザインはカッコよくするためにするもんじゃない。
むしろカッコつけようとしてするデザインほどダサいものはない、
,,,そうです。彼によれば。
"カッコつけている"と思わせないで"カッコイイ"と思わせる。
人々の無関心の壁を破らせて興味を持たせる。
「いい広告」なんて100人見たら100通りの正解があるわけで。
とても難しくて厳しい世界です。
そして考えれば考えるほどはまる世界です。
「アイデアはある程度頭の中でイメージが出来上がってから
形にします。形にしてしまうとそれにとらわれるから」
「答えは必ずその対象の中にある。
迷ったときは一番困難な方法をあえて選ぶようにします」
ふむふむ、なるほど。さすが一流の人間は言うことが違う。
でも分かりやすい。さすが「伝えること」のプロフェッショナルだな。
デザインって「伝えること」ですもんね。
ただ自我を表現するだけなら、それはただのアートだ。
クライアントを満足させるにはときには自分が"カッコイイ"と
思うことを曲げる勇気も必要なときがある。
クリエイターって何もないところからものを創りあげていく、
ってイメージがあったけどそうじゃないんですね。
最終的に出来上がるものがあってそれをクリエイターは
創っていくわけですけど、それをするにはまず対象物から
答えを見つけなければならない。
まずリサーチャーでなければならない。
アーティストはその答えを自分の中から、
デザイナーは自分以外の相手の中から見つけていく。
大切なのは絵が上手いか、とか手先が器用か、ということじゃなく、
何を誰にどのように伝えたいか、というビジョンなのですね。
matayam
番組の映像おくれー
tadaoh
今DVDディスクがないので買ったらDVDに焼いてあげるよ。
matayam
ヽ(・ω・)ノ