創造的になるための「空白」

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白紙のイラストボード。
本当ならこの上に平面なり立体なりの造形作品が
乗っていなければならないのに...

受験勉強がはかばかしくありません。
というより最初の一歩がどうしても踏み出せずにいる。
もともとスロースタータなのでしょうがないといえばしょうがないのですが
受験までもうあと3ヶ月をきっています。
そろそろ何かしら形にできないとマズイ。

自分の中の想いやイメージを形にすることって本当に難しいことだと思う。
今回改めてそう感じました。

ブログを2年間やってきたおかげで「言葉」で想いやイメージを
形にすることはそれなりにできるようになった。
普段意識はしていなかったけど、改めて考えてみると、
それはやはりスゴイことなのだと思う。

でも言葉で相手に伝えられることは全体の7%程度しかないという。
意外と言葉だけでは伝えきれないもの。
一つでも多く相手に伝える手段を持つために僕はデザインを学びたい。
コミュニケーションの枠を広げるためにデザインをやりたい。

まったく新しいことを始めるにあたり、
そんなに器用でもない僕がすぐにできるわけもないのは百も承知。
考えに考えて、悩みに悩みぬかないとその先はない。
その苦悩が明日の糧になることは頭では分かっているけど
自分の進化のスピードに満足できずあせってしまう。

そんな中、最近僕のモチベーションアップ剤的な番組の
仕事の流儀でふと流れた言葉が心に響く。

  「空白がないと創造的になれない」  

僕が会社を辞めた理由がはっきり分かった。
頭の中を空白にするために、創造的な頭にするために辞めたんだ。

今回はとあるベンチャー企業の社長さんの特集

その社長さんのスケジュール表をみると、
社長さんらしからぬ空白の多さ。

  「忙しいことに価値があるとは思わない。」
  「自分はヒマでなければ成長できるとは思えない」
  「忙しくなってしまうと新しいことを考えるのが嫌になる」
  
大企業のエリート部長から一転してのベンチャー企業創業。
大企業時代の忙しい日々からの教訓、というだけに説得力がある。

もちろん怠惰でいることと、意図的に「ヒマにする」とはまったく違います。
ベンチャー企業の社長が暇なわけがない。
それをあえて時間を作ることがどれほど難しいことか。


脳科学的にも脳が空白状態にあると、
脳が勝手にその空白を埋めようとする作用があるそうです。

前の会社にいたころ、僕はヒマは罪悪だと思っていた。
忙しい人ほど有能だと思っていた。

でも違うんだね。
確かに忙しいと新しいことを考えることなんてできない。

だからあせらずナチュラルに生きよう。
今の空白生活はけして無駄ではないんだ。
自分のペースで考え続ければ必ず道は開ける。
行動に移せる日が必ず来る。