瀬戸内国際芸術祭2016、小豆島編。
去年は坂手地区しか行けなかったので、今回は島を一周したいな、と。
海側がメインだったので、今回はまずは山の中から行きたいな、と。
6:50高松発のフェリーで池田港に上陸、8:01のバスで土庄港へ。
ここで瀬戸内国際芸術祭線に乗り継いで9時前に肥土山地区の入口・常盤橋に到着。
まずはインフォメーションでチケットをパスポートに交換しているうちに
展示開始の9時に。
なかなか良いタイムスケジュールだ。
しかし炎天下でのウォーキングは大変だった〜!
雨に振られるよりは全然いいけど...
斎藤正人「猪鹿垣の島」
小豆島特有の「猪鹿垣(ししがき)」を使った作品。
今年は新たにピラミッド形の石積みが登場したとか。
てっぺんには小さな陶製の天守閣。
ウルトラマンチックな人形。
背景の稜線ともピッタリ。
ピラミッド右側に見える小さな白いものは...
小豆島大観音(しあわせ観音)。
画像では遠近感がつかみづらいですが、
高さ60メートルにも及ぶ巨大な観音様です。
中は首のあたりまで上がれるようになっていて、
お釈迦様の歯=「仏歯」が祀ってあるそうです。
釈迦入滅の際、遺骨はその消滅を恐れて8つのお寺に分骨され、
その一つであるスリランカの仏歯寺から株分けされたことで
この大観音が1996年に建立されました。
「世界一美しい観音様」らしいですが、
世界一の根拠はともかく、その巨大さの割に丁寧に細かく
作られており、その美貌はなかなかのものです。
今回はバスの時間が合わず近くをそばを通り過ぎるのみ。
残念。
いつか再訪し、胎内の仏歯を拝観したいものです。
長澤伸穂「うみのうつわ」
内部は撮影禁止なので外部のみ。
蔵の中に天井から光ファイバーで電飾した舟を吊るしたもの。
その中に横たわっているとあたかも水面を漂う舟に乗っている気分になる。
クーラーもないのに蔵の中は涼しく、極楽気分。
ずっと横たわっていたいところだけど、バスの時間が迫ってきて重い腰を上げて炎天下へ。
続いて中山地区へ。
ワン・ウェンチー「オリーブの夢」
美しい千枚田が広がる谷間に佇む竹製の巨大なドーム。
エントランス。
中に入るとこれまた圧倒される空間。
竹四千本のスケールで構築される空間はハンパない。
20人がかかり組み上げたそうですが、残念なことに会期の終了とともに解体されるそうです。
もったいないけど恒久的な維持が難しいんでしょうね...
続いて福田地区へ移動。(春日神社前10:57→福田港11:53)
雰囲気ある神社の御神木が出迎えてくれます。
神社の境内に設置された西沢立衛「葺田パヴィリオン」。
一見、柔らかい布地が吊るされているかのように見えますが、
実際は固い鋼板でできています。
そのギャップが面白い。
内部にはベンチが設置されてます。
ちょっと落ち葉などで汚れているのが残念。
豊島美術館のようにチリひとつない状態が理想だけど、
そのへんはコスト的な問題なんだろうね...
無料だし。
福武ハウス。
閉校になった小学校をアジア・アート・プラットフォームとして再生したものだけど、
内容的にはちょっと物足らなかったかな。
今後のコンテンツの充実を期待します。
お昼は福田アジア食堂で。
これがアタリ!めっちゃ美味かった〜!
家プロジェクト「きょく」
こちらも数ある家プロジェクトの中ではちょっと物足らなかったかな〜
大部回りのバスで土庄エリアへ移動(福田港13:30→東洋紡績渕崎工場跡14:17)。
世界一狭い海峡(ギネス認定)、土渕海峡
言われなければ普通に川と思っちゃいますよね...
近くの土庄町役場に行けば横断証明書なるものを発行してもらえるらしいです。
そのそばの土庄郵便局舎アートプロジェクト
壁一面に巨大な切手がいっぱい。
大岩オスカール「大岩島2」
エアドーム内に広がる瀬戸内の風景。
不規則で複雑な路地が広がる迷路のまち、土庄本町に入って。
瀬戸内海・小豆島の地域に根ざしたアートプロジェクト「MeiPAM」。
5箇所の拠点でアートギャラリーやカフェなどを展開している...
...ということを旅から帰ってきてはじめて知りました。
汗だくになりながら棒のようになった脚を引きずり、
エンジェルロードを目指していたこともあって軽くスルー。
ああ、もったいない。
小高い丘の上に建つ西光寺三重塔。
エンジェルロードの位置を確認。
そしてようやくエンジェルロードに到着。
あいにく潮が引いておらず、エンジェルロードを歩けず。
さすがにここで力尽き、バスで土庄港に移動。
最後はここで締め、チェ・ジョンファ「太陽の贈り物」。
土庄港16:30→高松港17:35のフェリーで高松に戻ってきてホテルにチェックイン。
疲れ切っていたこともあり、コンビニ弁当で夕食を済ませ、早々に就寝。
翌日は直島へ。