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自由が丘のブックオフで見つけました。

元々海外向けとして出版されたものを日本語版に再出版したもののようです。

日本の著名な建築家による住宅のインテリアデザインが紹介されています。

僕が知っているところでは、
藤森照信、隈研吾、坂茂、山本理顕、鈴木了二氏あたり。


人体と同じく、建築の心臓もその内部にある。
インテリアデザインはその心臓を設計すること。
つまりは建築の核となる部分を考えることではないでしょうか。

正直これまでインテリアデザインにそれほど興味はありませんでした。
どちらかといえば建築の外側、外観のほうを見るのが好きだった。

でも建築について学んでいくうちに、
自然と内へ内へと、目が向くようになった。
空間を内包する建築においてはそれが自然な流れなのかもしれない。


皮膚となる外観も大事。
人体を支える骨である構造も大事。
僕の興味は今のところこの2つに向いているけれど、
もっと学べば、心臓や脳部分であるインテリアにも自然に目が向く。
...なんとなくそんな気がするのです。


およそ40点ほどの素敵なインテリアデザインが紹介されている中で、
僕の一番のお気に入りは、左官職人久住章と建築家日置拓人が組んだ
手作りのゲストハウス。

フランク・ゲーリーのような自由な曲面配置が良い感じです。
地元の砂でできたコンクリートで作られたという有機的なカーブの浴槽もステキ。


良い外観から良い構造、そして良いインテリアへ。
それが良い空間、良い建築というものなんでしょうね。