大学の助手さんが貸してくれました。
北欧デザインの名匠4人のイスがたくさん紹介された本。
・ハンス・J・ウェグナー
・アルネ・ヤコブセン
・ボーエ・モーエンセン
・フィン・ユール
著者の島崎信氏はムサビの名誉教授で、北欧家具デザインの第一人者なんだとか。
生活デザインミュージアムというのはどうやらNPOの名前で、
本当にそういうミュージアムがあるのではなさそうです。
北欧デザインについては以前オペラシティで開催された北欧モダン展や
TDCのショールームで実物を見てその良さを実感しました。
ウェグナーとヤコブセンはある程度知ってたけれど、
モーエンセンとフィン・ユールは今回改めてその良さを実感しました。
紹介されているすべてが美しいのですが、
その中から個人的な好みで厳選して各二点ずつピックアップ。
まずはハンス・J・ウェグナー。
木目の美しさと造形の美しさとのマッチングが素晴らしい。
中国明代の椅子からYチェアを経て、ピーコックチェアへと展開するわけですな。
その意味ではこのYチェアが一番バランスがとれている気がします。
座面から後脚への流れがイイ。
続いてアルネ・ヤコブセン。
北欧家具、といえば木材というところを
近代的なファブリック+金属に昇華させたモダンさが魅力。
ベストセラー、アントチェアからセブンチェアを経て、
エイトチェアへと展開するわけですな。
やはりセブンチェアが一番バランス的に美しい気がします。
ハイバックタイプのエッグチェアは座り心地はより良くなるけど、
トータルバランス的にはスワンかな。
ボーエ・モーエンセン。
シンプル・イズベスト。
オーソドックスな美しさ。
こちらもシンプルな曲面が美しい。
最後にフィン・ユール。
後からのアングルが実に美しい。
この後ろからの眺めが有機的で好き。
骨材から少しずつ浮いた背もたれ、座面がライトな感じでイイ。
ちょっとアンバランスな感じが逆にダイナミズムで良いのかな。
実に有機的。座ると身体と一体化しそう。
フィン・ユールだけ4点ピックアップしたのは、
やはり一番好きだったからでしょう。
有機的、というのはやはり重要な要素なのかな。
「美しい椅子」はこの北欧チェア以外にも日本の椅子、木製椅子シリーズがあります。
そちらも読んでみたくなりました。
身体が「触れる」チェアはやはり面白い。
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デザインの着眼センスに惹かれてコメントしました
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