つてあって、フラワーアレンジメントの展示を観にいってきました。
男の日常に「フラワーアレンジメント」なんて無縁なので、貴重な機会。
会場も女性ばかりでなんとなく居づらい雰囲気だったけど、
美しい色鮮やかな「花」を眺めるのは、男にとっても嬉しいもの。
元々「花」は色や匂いの艶やかさで虫や鳥たちの注意を引き、
花粉や種子を運んでもらうことで種を存続させるのが本来の役目。
種を存続させるための「艶やかさ」が、
人間の手にかかれば、逆に命取りになるという皮肉。
せめて花たちの哀しい運命を偲ぶ気持ちを忘れないでいたいもの。
それにしても花の構造って面白い。
神が創りし美しき造形。
美は人間が創りだすものではなく、神が創り出すものである。
すべての美は自然という偉大な書物に記されている。
人間ができることは、その書物から「見出す」ことのみ。
会場にはバラがたくさんあったのだけど、
一輪の薔薇の花に目が釘付け。
一枚一枚の花弁の形といい、その花弁の重なり具合といい、色具合といい、
...完璧なバラとはこういうものなのかな、っていう気がした。
残念ながら会場は撮影禁止だったので、
ネットからキレイなバラを検索してきたのだけど、
やはり今回見たものには及ばない。
でもやっぱり美しい花は自然の中、太陽の光の下で出会いたい。
いずれも等々力渓谷とその近傍にて撮影。
沖縄のハイビスカス。