大三島の岩田健母と子のミュージアムに行ってきました。
設計:伊東豊雄建築設計事務所。
その名のとおり、母子像の彫刻作品が多く展示されています。
岩田健という彫刻家は今回はじめて知りました。
その作品は一見、彼ならではの作風があるようには見えません。
美術学校で見かけるような模範的な端正さを備えた彫像です。
しかしその作品をじっくり眺めていると、じんわりと魅力が滲み出てくる。
冷たい銅像なのに、人肌の温かさを感じる。
そこが彼の作品の魅力なのでしょうか...
ミュージアム外観。
円形の壁に囲まれています。
金沢21世紀美術館みたいです。
内部は一見乱雑に作品が置かれています。
トータルで見ると統一感のない、乱雑さが目につくのですが、
それぞれの作品に注目していると、その乱雑さが不思議と気にならなくなります。
お気に入りの像をいくつかピックアップ。
まずはやはり母子像でしょうか。
母親としての母性の温かさと同時に、「女」としての扇情的な魅力もある。
少女や子どもたち。
戯れる姉と弟。
一番のお気に入りはこれ。
「坊や、どこへ」
壁にプリントされた詩もステキ。
周囲には趣ある学校跡。
映画のロケ地だったみたいですね。
この作品は知らないけど。
どんな作品なんだろ。
見てみたいなあ。
いいなあ、大三島。
【Information】
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は原則翌日振替)、年末(12月27日~12月31日)
入館料:一般300円 学生150円 高校生以下(18歳未満)無料