広島滞在最終日。
小雨の降りしきるなか、ひろしま美術館に行ってきました。
初訪問。
平和記念公園の北側と広島城の南側に挟まれたひろしま美術館は、
広島銀行が創業100周年を記念して1978年11月3日に開館しました。
設計は与謝野久/日建設計。
訪れた日は開館40周年を記念して、
本館が所蔵するる全館コレクション展示の初日でした。
開館時間に合わせて美術館に向かったのですが、
3,4台しか置けない美術館駐車場はすでに満杯、
やむなく隣の市民病院の有料駐車場に停めて、いざ中へ。
順路に従って作品鑑賞をしていたら、
中央ホールに人がわさわさ集まりはじめていたので、
何事だろうと見ていたら、
気品あるご婦人が話し始め、よくよく聞いていたら、
芸術作家・原田マハさんでした。
その日の夕方から講演会があったみたいですが、
事前申込制だったらしく、聞きに行けず。
それにしても一介の地方銀行にしては豪華すぎる所蔵品の数々にびっくり。
しかも全作品撮影OKだなんて。
見直したぞ、広島銀行。
ひろしま美術館は中央部に円形のメイン展示室を回廊で取り囲み、
地階にサブ展示室を配置する、といういたってシンプルな構成。
メイン展示室は窓はないものの、東西南北四方からの出入り口と、
中央部上方からのトップライトにより、明るい光が入ってきます。
さて、会場内も作品撮影OKということで撮りまくりました。
数が多いので西洋画と日本画の二本立てとし、
今回は西洋画のお気入りを紹介していきます。
[ウジェーヌ・ドラクロワ「墓地のアラブ人」(1838年)]
[カミーユ・コロー「花の輪を持つ農婦」(1869年頃)]
華やかな装い、誇り高き心はなにも貴族だけのものではない。
[ジャン=フランソワ・ミレー「夕陽」(1867年頃)]
自分はこの絵を見て、モネの「印象、日の出」を想起するのだけど、
モネはこの絵を見たのだろうか...
[ウジェーヌ・ブーダン「ボルドー風景」(1874年)]
[エドガー・ドガ「浴槽の女」(1891年頃)]
[エドガー・ドガ「赤い服の踊り子」(1897年頃)]
[クロード・モネ「セーヌ河の朝」(1897年)]
モネは「空気」を描こうとした。
同じ構図で時間や季節の異なる連作を二十枚近く描いたとか。
[カミーユ・ピサロ「水浴する女たち」(1896年)]
[カミーユ・ピサロ「ポン=ヌフ」(1902年)]
[オーギュスト・ルノワール「裸婦」(1882年頃)]※カタログ記載なし
[ベルト・モリゾ「若い女と子供」(1894年)]
[アンリ・ルソー「要塞の眺め」(1909年)]
[ポール・セザンヌ「座る農夫」(1897年頃)]
[ポール・ゴーギャン「ボア・ダムールの水車小屋の水浴」(1886年)」
[フィンセント・ファン・ゴッホ「ドービニーの庭」(1890年)]
[ポール・シニャック「パリ、ポン=ヌフ(1931年)]
[エドヴァルド・ムンク「マイスナー嬢の肖像」(1907年)]
[アンリ・ド・トゥールズ=ロートレック「アリスティド・ブリュアン」(1893年)]
[オディロン・ルドン「ペガサス、岩上の馬」(1907−10年ごろ)]
[オディロン・ルドン「青い花瓶の花」(1912−14年頃)]
[アンリ・ル・シダネル「離れ家」(1927年)]
[エドゥアール・ヴュイヤール「アトリエの裸婦立像」(1909年)]
[アンリ・マティス「ラ・フランス」(1939年)]
[アンリ・マティス「赤い室内の緑衣の女」(1947年)]
[ジョルジュ・ルオー「ピエロ」(1937−38年)]
[アルベール・マルケ「ポン=ヌフとサマリテーヌ」(1940年)]
[アンドレ・ドラン「風景の中の裸婦」(1925−26年)]
[モーリス・ド・ヴラマンク「木のある風景」(1950年頃)]
[モーリス・ド・ヴラマンク「雪景色」(1920年以降)]
[パブロ・ピカソ「四人の水浴する女」(1920年)]
[パブロ・ピカソ「母子像」(1921年)]
[フェルナン・レジェ「踊り(第1作)」(1929年)]
[マリー・ローランサン「牝鹿と二人の女」(1923年)]
[マリー・ローランサン「花束を持つ婦人」(1942年頃)]
[モーリス・ユトリロ「シャラント県アングレム、サン=ピエール大聖堂」(1935年)]
[キース・ファン・ドンゲン「ふたり」(1922年頃)]
[ジュール・パスキン「緑衣の女」(1927年)]
[アメデオ・モディリアーニ「青いブラウスの婦人像」(1910年頃)]
[キスリング「ルーマニアの女」(1929年)]
[マルク・シャガール「河のほとり」(1973年)]
[ベルナール・ビュッフェ「白地に青縞の背景の百日草」(1963年)]
[オーギュスト・ルノワール「勝利のヴィーナス」(1913年)]
[エミリオ・グレコ「ラウラ」(1973年)]
【Information】オフィシャルサイト